麻疹は日本では2015年に「排除状態」と宣言されましたが、外国から持ち込まれるなどの例もたびたび報告されています。世界では2016年の1年間におよそ9万人が麻疹で死亡したという推計が報告されました。

世界で麻疹はいまどうなっている?

世界保健機関(WHO)が10月に新しく示した推計および、あわせてWHOと国連児童基金(UNIC

EF)、GAVIアライアンス(旧称ワクチンと予防接種のための世界同盟)、アメリカ疾病管理予防センター(CDC)の連名で出された声明によると、2016年の1年間に世界で89,780人が麻疹で死亡しました。年間10万人を下回ったのは史上初であり、麻疹で55万人以上が死亡した2000年に比べると84%の減少です。

麻疹はワクチンで予防できます。日本でもMRワクチン(麻疹・風疹混合ワクチン)が定期接種に使われています。2回注射することで高い予防効果が得られます。

2016年には、世界の子供のうち1歳までに麻疹のワクチンの1回目を打っている割合は85%程度でした。2000年の72%からは向上したものの、声明にはGAVIアライアンスCEOのセス・バークリー氏による「命を救うワクチンの機会を逃している子供がまだ多すぎる」とのコメントが記されています。



麻疹はなくせるのか?

2016年に、南北アメリカ大陸の地域は麻疹の排除状態にあることが宣言されました。日本でも麻疹は非常にありふれた病気でしたが、2015年に排除状態と宣言されています。それでも外国から持ち込まれるなどして麻疹が見つかった例はたびたび報告されています。

麻疹排除を維持するために、予防接種の取り組みが現在も続けられています。


引用元:
麻疹(はしか)の死亡者数は2000年から84%減、それでも年間9万人 (メドレー)