Q  風邪で熱が出てつらいよ。今年はインフルエンザにはかかりたくないから治ったら予防接種を受けようかな。

  ヨミドック  予防接種で完全に防ぐことはできませんが。

  Q  ええーそうなの。

  ヨ  ワクチンによる予防効果は40〜60%程度です。ただ接種で免疫がよく働くようになり、軽く済むことが期待できます。子どもや高齢者は、重症化を防ぐためにも予防接種は大切です。

  Q  予防接種の注射は何回受けるの。

  ヨ  大人に比べ、免疫がつきにくいとみられる13歳未満の子どもは、2回受けることになっています。13歳以上は通常1回です。

  Q  インフルエンザになっても効く薬はあるの。

  ヨ  治療薬は主に4種類あります。これらはウイルスを殺すのではなく、増殖を止めるよう働きます。ウイルス増殖は発症から約48時間でピークになります。その後は免疫力でほとんどが自然に治ります。だから受診が遅れ、薬の使用が48時間以降になると十分な効果は期待できません。

  Q  でも早く治りたい。

  ヨ  48時間以内に薬を使ったとしても、つらい症状を短くできるのは1日程度です。

  Q  たった1日程度なの?

  ヨ  そのため、薬を使うかどうかについては、医師の間で意見が分かれています。薬との関係は明らかではありませんが、使用後に転落事故が起きたことも関係していると思います。けいれんや意識障害が出る「インフルエンザ脳症」は子どもを中心に年100〜200人程度発症しますが、薬により脳症を防げるかどうかは確認されていません。

  Q  薬より予防が大切なんだね。

  ヨ  高齢者は、インフルエンザが引き金になり、細菌感染による肺炎を悪化させて亡くなる人もいます。抗生物質はインフルエンザ自体に効きませんが、たんが多いなど肺炎を合併しそうな場合には、抗生物質を使うと肺炎のリスクを下げられる場合があります。肺炎を予防する「肺炎球菌ワクチン」を接種しておくことも大切です。


引用元:
インフルで使う薬の効果は? (読売新聞)