感情の起伏が激しくなる原因は「女性ホルモンのバランス」
妊娠後、生体内部環境が変わる代表的な変化が“ホルモンのバランス”です。

ここで言うホルモンとは女性ホルモンのこと。女性ホルモンはエストロゲンとプロゲステロンの総称を言います。(※1)

妊娠していない時期には月経周期に伴ってエストロゲンとプロゲステロンの分泌が周期的に行われているのですが(※2)、妊娠することによって胎児を守るためにこれらホルモンの分泌量が周期的ではなくなります。(※3)

このホルモンバランスの変化によって情緒が不安定になってしまうということが言われています。(※4)

さらに妊娠中には母体自体にも大きく変化が見られ、特に消化器症状として“つわり”が生じてしまうために、食欲低下や悪心、嘔吐、唾液分泌亢進などの症状による、不快さからの情緒不安定の傾向も見られると考えられます。(※5)

このため、常に吐き気がすると、気分が落ち込むと言うのも関係していると言えます。

妊娠して、どれくらいからその症状が表れる?

月経前になると情緒が不安定になるという経験をしたことがあるという方も少なくありません。これを一般的にPMS(月経前症候群)と言います。

この原因とされているものがホルモンバランスの変化によるものと言われています。(※6)

ここで言うホルモンバランスは同じく女性ホルモンであるエストロゲンとプロゲステロンの2つを指しています。

ここから、妊娠することによってホルモンバランスの変化が出てくる時期から情緒が不安定となってしまうということが考えられます。(※3)

すなわち早い人で0〜4週の妊娠超初期の段階から現れてくる方もいると考えられますが、個人差もあるために必ずこの時期から出て来るとは言い切ることが出来ません。

文献によると妊婦の不安傾向は妊娠初期に高く、中期に一旦落着き、後期に再び高くなると言ったようにV字型を示すという傾向が見られるようです。(※4)

傾向的に見てみると、妊娠初期および妊娠後期に出て来やすいということが分かります。
感情を落ち着かせるための方法は?
妊娠中に情緒不安定な状態が長く続いてしまうと赤ちゃんにとっても良くない影響があると言われています。(※7)

これは母体が情緒不安定、すなわちストレスを強く感じてしまうことで、ストレスを軽減させるホルモンであるコルチゾールが分泌されることにより、胎児に影響があると考えられています。(※7)

妊娠中に情緒不安定になるのは前述したようにホルモンバランスの変化によるものであるということが考えられます。

これは妊娠している限り仕方のないことと考え、まずは気持ちを落ち着かせることが重要となってきます。

その後、深呼吸をしたり何か興味のあるものに集中してみたり、さらには睡眠をしっかりととり、(※8)時には大変かもしれませんが、パートナーに愚痴を言うのも良いと考えられます。

ママ自身が悪いわけではなく、ホルモンバランスの変化による「生理的な状態である」ということを理解して、気を張らないことが大切です。




引用元:
妊娠初期・後期に注意!「感情のコントロール」が上手くできない理由は?(エキサイトニュース)