夏に始めたトイレトレーニングもようやく終わり、幼稚園や保育園入園に間に合ったとホッと一息ついているママも多いのではないでしょうか。

しかし最近になって、急にまた“おもらし”をするようになってしまったら焦りますよね。

トイレトレーニングが終わったばかりの子のオムツへの逆戻りは、実はよくあることでもあります。

そこで今回は保育士である筆者が、急に“おもらし”をするようになる原因と対処法について、自身の経験を元にお話します。







ナゼなの!? 最近「急にトイレへ行かなくなる」原因3つ

トイレトレーニングを終えた頃は、子ども自ら「トイレに行く!」と言って張り切っていたのに、最近急に言わなくなり、おもらしをしたりオムツがいいと言い出したりすることがあります。

その原因として、以下の3つ考えられます。



(1)寒くなってきて「トイレへ行くのが面倒になった」

秋冬は寒さのため、トイレに行く間隔が短くなりますよね。

子どもにとって遊びを中断してトイレへ行くことが面倒に感じてしまうようです。トイレに行くまでの時間が短くなるということは、遊びを中断する回数が増えるということです。

またトイレは寒く便座も冷たいことや、夏と比べて厚着になり服を脱ぐのも大変というのもトイレを嫌う原因の1つです。



(2)トイレへ行くことを「特別扱い」してもらえなくなった

トイレトレーニングを始めた頃は、トイレに行くと家族や周りの大人たちから褒めてもらえます。子どもはそれが嬉しくてトイレへ行こうと思うのです。

それが次第に慣れてくると、トイレに行くことが当たり前になり、誰からも褒められることがなくなります。

子どもは褒めてもらえないと思うと、トイレへ行くことが“面倒なこと”としか感じなれなくなっていくのです。



(3)ちょっとしたことが原因で「自信がなくなる、または怖く感じる」

子どもはちょっとしたことがあると、それが原因で急にトイレに行くことを嫌がるようになり、おもらしをするようになることがあります。

例えば、おもらしをしてしまった時に「もう4歳になるのに何やっているの!」と、つい感情的に鳴って怒ってしまうこともありますよね。

しかし子どもはとても繊細で、大人にとっては些細なことでも敏感に感じてしまいます。

そのため、また怒られるのではないかという不安から、おもらしを繰り返してしまうということもあります。



どうすればいい?今の時期からの「おもらし対処法」3つ
先のような原因を解決するには、次の3つのことをやってあげると良いでしょう。


1.子どもの様子を見て、なるべく早めにトイレへ誘う
2.トイレに行くことができた時には、褒める
3.おもらしをするようになった原因を探り、もしも失敗しても怒らない

また外出する時には、もしものことを考えて必ず着替えを持ち歩くことも忘れずに。

心配であれば外出する時のみオムツを履かせ、子どもにも安心感を持たせてあげるのも良いでしょう。



いかがでしたか?

これからの季節に、冷たくて寒いトイレに行きたいと思う子どもはなかなかいないものです。大人でも便器がヒヤッとするのが嫌という方も……。

おもらしの心配を必要以上にするのではなく、冬は“それが当たり前”と思ってあげてみてはいかがでしょうか。


引用元:
トイトレ卒業したのに!? 秋から増える「おもらし原因」3つ(It Mama)