出産という大事業に臨む妻に向かって、何気なく発した一言…。自分としては他愛のない言葉のつもりでも、そのせいで地雷を踏んでしまったら、一生妻から恨まれるかもしれません。そこで今回は独自アンケートの結果をもとに「出産に挑む妻を『甘く考えてるんじゃない?』と憤慨させるお気楽発言9パターン」をご紹介します。
【1】「いつ産まれる? まだ?」と連発する
「付き添いに飽きたのか、『何時ぐらいになりそう?』 だって。私だって教えてほしいよ!」(20代女性)というように、痛みに耐える本人がいちばん知りたいことを尋ねたところで、イラつかれるのがオチでしょう。「まだかなあ」と落ち着かなくても、ひたすら待つほかないのだと、割り切ったほうがよさそうです。
【2】「で、俺は何してればいいの?」と、当事者意識がない
「『何かしてほしかったら言ってね』と言いながら、携帯をいじりだす夫にムカッ…」(20代女性)というように、いざとなったら何をしたらいいのかわからず、手持ち無沙汰になってしまう男性は多いようです。妻の体をマッサージしたり、水分補給を手伝うなど、何かしら「参加」の意思を見せるよう心掛けましょう。
【3】「こんなもんじゃないはずだ」と、痛みに苦しむ妻を突き放す
「『叫ぶくらい痛いんでしょ。まだ大丈夫だね』って何がわかるのよ!」(30代女性)というように、「泣き叫ぶレベルになるまで本番じゃない」と思い込むあまり、妻の苦しみを軽視する男性もいるようです。…
その瞬間、瞬間のつらさが最大であると考えて、「頑張って」「大丈夫だよ」と励ましてあげましょう。
【4】「骨折とどっちが痛い?」と、無邪気に質問しまくる
「『出産って鼻の穴からスイカを出すって感じなんでしょ。どう?』と聞かれて『だったらオマエが試してみろよ』と怒鳴り返しました(苦笑)」(20代女性)というように、妻の緊張を緩めようとした軽口が、かえって怒りを買うこともあります。お産の感想は、本番中ではなく、終わったあとに聞いてあげましょう。
【5】「帝王切開だから楽だろ?」と、妻のがんばりを軽んじる
「『お腹切って産むんだから、自然分娩より楽』発言には本当に腹が立つ!」(30代女性)というように、帝王切開を甘く見るような態度は、多くの妻を傷つけているようです。母体にメスを入れているぶん、自然分娩に比べて回復が遅く、痛みも強いものなので、産後こそ妻のケアをしてあげましょう。
【6】「赤ちゃんはもっと大変なんだから」と、知ったかぶりをする
「『赤ちゃんは狭い産道を降りてくるんだ。お前より耐えている』と言われて『はぁ?』と蹴飛ばしたくなった」(30代女性)というように、育児書で学んだ知識を活用するのはアリですが、上から目線で語るのはお門違いでしょう。専門的なことは医師や助産師さんに任せ、妻の応援に徹したほうがよさそうです。
【7】いきむ姿を、「すごい顔になってるよ」とゲラゲラ笑う
「『すごいね、ゴリラの顔みたい…』ってボソッと言われたのが忘れられない」(20代女性)というように、一心不乱にお産に挑む妻の姿を、思わずからかいたくなることもあるでしょう。…
本音はともかく、「頑張る君に惚れ直したよ!」とでも言ってあげれば、夫の株も上がるかもしれません。
【8】産まれるやいなや「次は女の子がいいな」と、のんきに先の話をする
「28時間の激闘を終えた直後に『子どもは3人ほしいね』だって。こんな痛みをあと2回も味わえと!?」(20代女性)というように、父になった喜びゆえに発した言葉が、疲れ果てている妻にとっては「無神経」に映る場合もあるようです。家族計画については、妻の状態が落ち着いてから相談してみましょう。
【9】「楽なお産だったね」と、ねぎらう気持ちが薄い
「『姉ちゃんは24時間かかったよ。12時間なら大したことないね』と言われて耳を疑った」(30代女性)など、誰かと比べて「ラクだった」と決めつけてしまうようでは、妻の逆鱗に触れても仕方がありません。「安産だって痛いものは痛い!」(20代女性)というように、お産の大変さは時間で測ることができません。妻にはねぎらいの言葉をお忘れなく。ほかにも「出産に臨む妻への夫のお気楽発言」はありますか? 皆さんのご意見をお待ちしています。(長谷井涼子)

引用元:
そんなに甘くない!出産に臨む妻を憤慨させるお気楽発言9パターン(エキサイトニュース)