「ママ、電気消さないで! 恐い!」
夜眠るときに、子どもが不安そうにすることがありませんか?
あるオランダの調査によると、4歳から12歳までの73%の子どもが「夜、恐い気持ちになったことがある」と答えたそうです。(※1)
この記事では、人類学を学び18年間様々な立場から教育に携わる筆者が調査と経験を元に、子どもが恐れる悪夢と夜驚症(やきょうしょう)の違い、そして“快適な睡眠”のためにできることについて調査結果などを参考にお伝えします。
長岡真意子
「悪夢」と「夜驚症」の違いとは?
●悪夢(Nightmare)
・眠り始めから数時間以上たった後や明け方の「より浅い眠り(レム睡眠)」時に起こります。
・泣き叫んだり、話したりすることがあるものの、起こされるならばすぐに目を覚まします。
・目が覚めても、強烈なイメージを覚えていることがあります。
・3歳から6歳までの2人に1人、また、6歳から12歳までの5人に1人が、“頻繁に”悪夢を見るといいます。(※2)
●夜驚症(Night terror)
・眠り始めから約1〜2時間後の「より深い眠り(ノンレム睡眠)」時に起こります。
・泣き叫んだり、話したりし、起こしてもママが傍にいることに気づかず、起き上がって動き回ることもあります
・覚えていないことが多いです。
・ピークは生後18ヶ月時で3人に1人にみられ、また9〜10歳時でも5人に1人にみられます。(※3)
子どもがより快適に眠るために、できる5つのコトは?
出典:https://www.shutterstock.com
(1)日中のストレスを緩和する
悪夢や夜驚症の原因には諸説ありますが、“日中のストレスや心配事”が引きがねになることもあります。
例えば日中、厳しく叱られたり迷子になった日など、恐い夢をみることがあります。
こうした場合は少しゆったりとスキンシップをとり、安心できる時を持つことで夜も落ち着いていきます。
筆者の子どもも、新しくプレスクールに入ったりと慣れない環境におかれると、夜うなされたり恐がったりすることがありました。
新しい環境に慣れるにつれ、夜もぐっすり眠るようになりましたよ。
(2)ファンタジーと現実の違いを話す
想像力が豊かで、現実とファンタジーがごちゃごちゃになりがちな子ほど、悪夢への不安感も高くなるといいます。(※4)
「ベッドの下にお化けはいないのよ」と示し、想像と現実の違いについて、話してあげましょう。
(3)楽しいストーリーを想像する
「追いかけてきた怪獣に触ったら、可愛いうさぎさんになって、ピョンピョンと飛んでいってしまいました」など、恐れる悪夢を楽しいストーリーに変えて想像してみるのも効果的です。
また、特に寝る前には“恐い映像”や“物語”に目を通すことはなるべく避け、穏やかで楽しいイメージに触れるようにします。
(4)ぬいぐるみを抱く
ふかふかのぬいぐるみをぎゅっと抱きしめることで、「守ってもらえる」または「守ってあげたい」……そんな気持ちが、悪夢への不安をやわらげてくれるようです。
(5)一緒に眠る
900人の2歳児を対象にしたケベック州の研究では、ママと一緒のベッドで眠る子ほど悪夢に悩まされることが少ないと分かっています。 (※5)
恐れ不安がる子どもが、安心して快適な睡眠のとれる環境を整えてあげたいですね。
引用元:
73%の子は夜が恐い!? 快眠を妨げる「悪夢と夜驚症」の違いって?(It Mama)