第二子出産で気になるのは、上の子を立ち会わせるかどうかではないでしょうか。

新たな命の誕生の瞬間に立ち会う経験をすることで、自分がお兄ちゃん、お姉ちゃんになった実感を感じることができると思います。

しかし、その一方で上の子立ち会いで気をつけたいポイントもるんだそう。

そこで、今回はIt Mama編集部が第二子出産時、「上の子の立ち会い出産」におけるメリットとデメリットをIt Mamaライターのmicaさんの記事を参考に、それぞれご紹介したいと思います。




上の子を立ち会わせるメリット4つ

家族で命の誕生を迎えるまたとない機会ですから、次のようなメリットが考えられます。

(1)陣痛でつらいときに応援してくれる

もう話せる子や自分に弟か妹が産まれると理解シている場合、パパと一緒に「ママ、がんばれ!」と声をかけたり、手をにぎったりと応援し支えてくれるかもしれません。



(2)赤ちゃん誕生の感動を一緒に味わうことができる

ママが苦しみながら頑張って産んだ赤ちゃんが、産声をあげる感動の瞬間に立ち会えますね。



(3)兄、姉としての自覚が強く芽生える

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弟・妹の誕生を間近に見たため、生まれて間もなく存在を実感することができるかも。

兄や姉としての自覚が強くなると、ママのお手伝いや積極的に面倒を見るお兄ちゃん・お姉ちゃんになるかもしれません。



(4)命の尊さを理解し、家族の絆が深まる

家族みんなで出産を見届けたことで、命の大切さを感じますよね。

パパとママ、そして子ども達全員で新たな生命の誕生に立ち会うことで、絆が深まったという家族も多いのでは。



感動だけじゃない!上の子を立ち会わせるデメリット

一方で、場合によっては次のようなデメリットもあります。

(1)生々しい記憶と恐怖感がトラウマになる

インターネット上を「上の子 立会い」などのキーワードで検索してみると、驚くほど否定的な意見が圧倒的多数を占めています。

普段と違う苦しげなママの様子や、大量の血などは“子どもが見なくてもいいもの”というのがそれらの主な意見のようです。



(2)ママが苦しんでいる姿に悲しむ

幼い子どもだと、出産の仕組みが理解できず「ママが苦しんでかわいそう」と思う子もいるようです。

生まれてきた妹弟を「ママを苦しめたのはこの子」と感じてしまうことも……。ママの頑張る姿を「苦しんでいる」と誤解されてしまうのは悲しいかもしれません。



(3)ママがイライラする

上の子の要求やワガママでイライラ、何かと気が利かない夫にもイライラ……思い描いていた出産と違ってイライラしてしまうと、かえって良くないかもしれませんね。

ストレスがない出産がいい、出産に集中したい場合は立ち会うことは辞めたほうが良いかもしれません。



(4)お産が長引く

出産時、思わぬハプニングがないとは言えませんし、大人でも長時間のお産にぐったりしてしまうもの。

そんなお産時に上の子が泣いたり、トイレのサポートが必要だったりするとママが出産に集中できず、気が散ってお産が長引いてしまうなんてことも。



(5)夫婦喧嘩になる

家族で立ち会うことを決めたのに、いざ立ち会ってみたらうまくいかないことばかりで、夫婦ケンカになるというケースも。

そしてそれを、上の子に見せることになります。

下の子の出産の場でパパとママがケンカをしているシーンは、子どもにとって良い記憶にはなりませんね……。



いかがでしたか?

様々な意見がありますが、子どもの年齢によって検討し、まずは“本人の意思”を尊重して聞いてみた方が良さそうです。

家族で素敵な想い出にするためにも、家族でよく話し合っておくことが大切なのではないでしょうか。

引用元:
感動?トラウマ?出産時「上の子を立ち合わせる」メリット&デメリット(It Mama)