Q.37歳会社員、不妊治療を考えています。私は不妊治療に関しては「何か怖い。痛そう」という漠然なイメージしかありません。夫に相談したところ、「専門クリニックに行けば、できるんじゃん?」と漠然とした答えしか返ってきませんでした。
各治療法には成功率などの数字も出てるらしいですが、究極「できる人はできる、できない人はできない」わけで、あまり数字にはとらわれてないのですが……。成功率についてどう思われますか?
意外と知られていない、不妊治療の成功率。
不妊治療のイメージというと、「不妊治療が流行っているらしいけど、最新治療がどうにかしてくれる。これだけみんな晩婚化が進んでいるんだから」という根拠のない安心感と、「と言っても不妊治療というのは、なかなか難しいらしい」という不安感。
質問者夫婦そろって、この相反するふたつのイメージをお持ちだろう。
今日は不妊治療の成功率について、妻の不妊治療経験者で、「パパになりたい!」男たち101人の本音を聞いた『俺たち妊活部』の著者である筆者が自身の経験をもとにお伝えします。
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「10人に1人は不妊症」時代
日本IVF学会監修の『はじめての不妊治療』によれば、現代の“10人に1人は不妊症”とあり、不妊は深刻な社会問題化している。(※1)
そして医療は日々進化しているとはいえ、「誰もが授かれる」とは到底言えない世界。
しかしその成功率という“数字”を知れば、「何をすべきか」という道筋が見えるというもの。
漠然とした恐怖もある程度の知識があれば、それは“行くべき道””希望”へと変わる。
「不妊治療には興味があるけど、何となく怖い」とビビっているあなた、「クリニックになんか行かなくたって、まあいずれ授かるでしょ」とタカをくくっているあなた、まずは現実を受け入れ、自分自身が行くべき道を探ってみましょう!
あなたがクリニックに行くべき理由
出典:https://www.shutterstock.com
まず、医学博士 原利夫さんの著書『元気な赤ちゃんができる本』にある“女性の年齢と自然妊娠の確率のデータ”を見て欲しい。(以下参照)
これはつまり、年齢によっては“あなたがクリニックに行くべき理由”になる。
25歳未満……43%
25〜29歳……25.5%
30〜34歳……20%
35〜39歳……14.5%
40歳以上……5%
※2『元気な赤ちゃんができる本』女性の年齢と自然妊娠の確率
僕は39歳から不妊治療を始めたのだが、その大きなきっかけになったのがこのデータだった。
妻は同い年の39歳。つまり翌年には“5%”に。
「フツーに妊娠できる確率が5パーって! そんなもん、できないって言われているのと一緒じゃん!」と焦り、クリニックの門を叩いたのである。
昨今、四十路を迎えても「女子、女子」とオトナを甘やかす社会になってはいるが、裸になりゃ中身は立派な中年。
iPhone ](テン)が発売されるゴリゴリの現代に生きていても加齢とともに妊娠しづらい体になっていくのは事実で、そのことを知らせてくれる数字である。
人工授精・体外受精の成功率は?
この”5パー”に焦りを感じたアラフォー女性がクリニックに駆け込み、最初にやってくる大きな治療というのが人工授精になるだろう。その成功率が、こうだ。
30歳以下……12.4%
31〜36歳……6.2%
37〜41歳……3.3%
42歳以上……1.2%
※2『元気な赤ちゃんができる本』人工授精
ビックリするでしょ、この低さ。
僕は治療当時、あまりにも無知だったため「人工授精か。なんだか難しい感じの単語だし、これを受ければ簡単に授かるだろう」と信じていました。もちろん、この数字を知りませんでした。
治療当時、妻は40歳。
たった成功確率3%の治療に6ヶ月も連続してチャレンジしていたのです。この数字を知っていれば、一足飛びに体外受精にチャレンジしていたでしょう。
さて、その“最後の砦”とされる体外受精ですが、その成功確率は以下の通り。
30歳以下……38.5%
31〜36歳……31.2%
37〜41歳……24.6%
42歳以上……13.3%
※2『元気な赤ちゃんができる本』体外受精
先に述べた人工授精の治療費は、クリニックによりますがおおよそ1〜3万円。
そして体外受精は自治体での助成金が出るとしても、基本的には一打席20〜50万円近くもかかりますから、その成功率はグンとアップします。
しかし僕は8年3,000万円をかけて授からなかった人を知っていますし、高額な治療費を払いながら今も苦しんでいる人がいっぱいいるのが現実なわけです。
僕は拙著『俺たち妊活部』を出した際、たくさんの取材を受けましたが、なかには「子どもを授かる必勝法は?」という質問を何回かされたことがあります。
「ねえわ! わしゃ神様か!」と言いたいところをぐっとこらえ、こう答えました。
「とにかく若い年齢のうちからクリニックに通う。これしかないですね」
というのも、不妊症を疑いクリニックに行った結果、様々な婦人病が発覚し、まずはその治療から、というケースは少なくありません。
ですから、質問者さんへ僕から申しあげることができるのはこれだけです。
“年賀状の用意とクリニック通いは、早ければ早いほどいい”
引用元:
意外と知らない!? 不妊治療の「成功率」は何%?【妊活QA#16】(It Mama)