毎月やってくる生理。生理は大抵の女性にとって憂鬱なものです。体だけでなく、メンタル面でも様々な不調が現れます。

しかし普段の生活の仕方で、ある程度は生理による不調を和らげることはできます。生理との上手な付き合い方を知って、いつもスッキリ快適に過ごせるようにしませんか。
生理周期と心身の状態を把握する
正常な生理周期は28日から35日、生理期間は3日から7日間です。環境の変化やストレス、ダイエットなどで一時的に周期が乱れる場合もありますが、生理不順がひどかったり、生理期間が短すぎる・長すぎる場合は、婦人科で一度診察を受けるのをお勧めします。

自分の生理周期を把握するのは女性のたしなみ。生理開始日と終了日、排卵期の記録はほとんどの女性がすでに実行していると思われますが、加えてその日の身体と心の状態も一緒に記録しておきましょう。

この記録をつけておくことで、気分の落ち込み、イライラや倦怠感がある生理前、頭痛や眠気、腹痛・腰痛などでとにかく辛い生理中、自分がどんな精神状態になるのか、どんな行動をしてしまうのかがわかります。

自分の身体と心の状態が生理周期に左右されているということを目に見える形で把握し理解しておけば、自分をコントロールしやすくなります。

特に生理前・生理中のイライラがひどい人の場合は、彼や友人、家族に八つ当たりして喧嘩になってしまうようなことも多いので、そういったことがないよう、他のことでストレスを発散させるなどして対処しましょう。
ストレス解消法を見つける
生理前や生理中のイライラや憂鬱は、自分なりのストレス解消法やリラックス法で乗り越えましょう。

スマホやPC、TVなどの電子機器は切り、ノンカフェインでリラックス効果のあるハーブティーを飲んだり、アロマを焚いたり、お風呂で半身浴をしたり、好きな音楽を聴きながら軽いストレッチをしたり。

眠気がひどければ、さっさとベッドに入ってたっぷり睡眠を摂りましょう。ただし、ストレス解消になるからといって過度の飲酒やタバコはNGです!
自分を労わるライフスタイル
生理を和らげるには、結局のところ『健康的な生活』を送ることが大切。

定期的な運動を行い血行を良くし、体を冷やさないようお風呂はシャワーだけで済ませず湯船で温まり、食べ物、飲み物も冷たいものより温かいものを選ぶのがベター。

就寝時には身体を締め付ける補正下着は避け、パジャマもスウェットより綿や麻、シルクなど通気性が良く着心地のよいものを選びましょう。

スマホやパソコンは寝る前30分前までにはやめて早めの就寝を心がけ、最低でも1日6時間睡眠を。
生理前に避けたい食べ物
食事は生理に大きく影響します。生理前に避けたい食べ物は以下のようなものです。

・経血の粘度が高くなる原因となり、生理通がひどくなりやすいチーズ、ヨーグルトなどの乳製品
・イライラを悪化させるコーヒー・コーラ、チョコレートなどカフェインを含むもの
・身体を冷やす冷たい食べ物飲み物、南国の食べ物
・むくみやすくなる塩分、油分が多いもの

これらの食べ物、飲み物は、生理の10日前からできるだけ避けるのが理想的です。どうしても我慢できないなら、ちょっと奮発していつもより高級なものを少量だけ食べるなどの工夫を。
生理前に摂りたい食べ物
逆に、生理前に食べたいものはこんなもの。

・経血をサラサラにしてくれる青魚や玉ねぎ、納豆など
・経血の排出をスムーズにしてくれる温かいお茶・汁物など
・鉄分とタンパク質が豊富な赤身肉やアーモンド、カシューナッツ
・副交感神経を優位にさせリラックス効果のある歯ごたえのある食べ物(ガム、するめなど)

生理前にはこれらの食べ物を意識して摂るようにすると、生理痛やイライラ、むくみ、冷え、身体の倦怠感や疲れを軽減させる効果が期待できます。
おわりに
症状の重さに個人差はあれど毎月付き合うことになる生理。生理中の身体やメンタルの不調がひどく、辛いという女性は、生理の症状を和らげることができるこんなライフスタイルを心がけてみてください。

ただし前述したように、生理不順が長く続く、生理期間が短すぎ・長すぎ、生理中の頭痛や腹痛が度を越して酷い場合などは、何らかの病気の可能性も考えられます。
その場合は、専門の病院で検査を受けましょう

引用元:
ツラい生理を和らげるライフスタイル(ニコニコニュース)