出産後、次のお子さんの事を考えている場合には、やはり月経(生理)がいつ再開するのか、産前・産後で何か違うことはあるのか気になりますよね。

そこで今回は医学博士にママの気になる質問に答えていただきました!



◆今回お話を伺った専門家


Q:産後はいつから?「再開の時期」を教えて!


A:出産後は様々なホルモンバランスの変化が引き起こされています。そのため、産後の月経の再開は人によって様々です。

授乳中は“プロラクチン”というホルモンが分泌されており、一時的に排卵が抑制されています。

一般的には、母乳育児を行っていない場合は出産後2〜3週間、母乳育児の場合は出産後3〜4ヶ月で妊娠をしていない時のプロラクチンレベルに戻るとされています(※1)。

ただ、プロラクチンレベルが戻ったからといって、すぐに月経が再開するわけではありません。黄体形成ホルモン(LH)や卵胞刺激ホルモン(FSH)、エストロゲンやプロゲステロンといった排卵をするために必要なホルモンバランスが元に戻ることで月経が再開していきます(※2)。

ただし個人差が大きく出るので、明確にこの時期と言い切る事は難しいです。

例え月経の再開が遅くなっていても、あまり焦らず考える事が大切です。

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Q:再開が「遅い人・早い人」の違いは何?


A:様々な理由が考えられますが、出産後月経の再開には、やはり前段でご説明したホルモンバランスが関係してきます。

早めにホルモンバランスが整えば、それだけ早く月経が再開すると考えられます。

ホルモンバランスの影響に加えて、ゆとりある生活習慣を出来るだけ取り戻していくことも重要な要素です。

産後は、これまでとは生活のリズムが大きく変わりますよね。例えば赤ちゃんが夜中泣き出してストレスを感じたり、そのことで睡眠不足になり体調が優れなかったり……。

それによって、ママの生体内部環境が整わないことで、月経の再開が遅れてしまうことも十分に考えられます。



Q:「授乳」は月経と何か関係あるの?


A:授乳中には赤ちゃんが乳頭を刺激することで、先ほどご紹介したプロラクチンの分泌より促されます。

このことから、なかなか月経が再開しないということもあります。したがって、卒乳の時期が遅くなることによっても月経の再開が遅くなると考えられます。



Q:産前・産後で「血液量」に変化はある?


A:産前と産後では子宮内環境が異なります。

産後、子宮が妊娠していない時の状態に近くなるとはいえ、一度大きくなった子宮が6〜8週間かけてほぼ妊娠前のサイズに戻る、大きな変化をしているタイミングです。

この変化の影響に加えてご説明させて頂いたホルモンバランスや、生活習慣の変化により経血量が少なくなったり、逆にこれまで溜まっていた経血が一気に出たり、経血量に変化が出ると考えられます。

月経の経血量は50〜150gが正常の範囲となり(※4)、それ以上多くなる事を“過多月経”といいます(※3)。

あまりにも出血量が多くなる場合には、子宮筋腫など何かしらの基礎疾患が心配されますので早めに産婦人科やクリニックで診察を受けてください。

産後は、女性の体にも生活にも大きな変化が起こり、その変化が月経にも影響が出ることが考えられます。

出産を終えると忙しく続く育児生活ですが、無理をせずに自身の体を大切にして下さいね。


引用元:
【Q&A】「産後の生理」産前との違いはあるの?(It Mama)