赤穂市民病院(兵庫県赤穂市)が、お産の取り扱いと妊婦健診などの産科診療を9月1日から休止する。産婦人科の常勤医2人のうち1人が8月末で退職し、帝王切開など緊急手術の必要な事態に対応しきれなくなったため。婦人科の診療は続ける。

 同病院は21診療科がある総合病院。病院によるとお産の取り扱いは2016年度に249件あった。問い合わせがあれば、お産を取り扱っている市内の赤穂中央病院や姫路市内などの医療機関を紹介するという。

 市民病院は後任の医師を探し、産科の再開を目指しているが、めどはまだ立っていないという。中島明彦・副院長は「常勤医が1人では産科の診療は無理で、安全を優先して休止とした」と話している。


引用元:
赤穂市民病院が産科診療を休止 (朝日新聞)