麻酔で出産時の痛みを和らげる無痛分娩での死亡事例が発生したことを受け、日本産婦人科医会が全国の病院や診療所を対象に調査したところ、2016年度は分娩全体のうち無痛分娩の割合が6.1%だったことが29日までに分かった。14年度は4.6%、15年度は5.5%で、年々増えていた。
23日に開かれた無痛分娩の安全評価に関する厚生労働省の研究班の初会合で、6月に実施した調査の中間段階の集計を報告した。10年以降、無痛分娩で出産した妊産婦が14人死亡しており、医会は無痛分娩での「ヒヤリハット」事案の発生状況も詳しく調べる。
研究班は今後、実態把握を進め、リスク評価や安全管理体制の構築に関する提言をまとめるとした。研究代表者の海野信也北里大病院長は「ガイドラインを研究班や各学会で検討し、診療現場に反映させないといけない」と述べた。
無痛分娩を巡っては、京都府京田辺市や神戸市西区の医院などで母子が重い障害を負う事例が発生。大阪府和泉市のクリニックでは今年1月、無痛分娩で出産した女性(31)が麻酔後に容体が急変して意識不明になり、その後死亡した。〔共同〕
引用元:
無痛分娩増える、昨年度は全体の6% 産婦人科医会が調査(日本経済新聞)