日本産科婦人科学会は26日、子宮頸がんワクチンの接種者と未接種者を比べると発がん性の高いタイプのウイルスの感染率に9倍の差が出たなどとして、国に接種の呼び掛け再開を求める声明を発表した。「子宮を失ったり、命を失ったりする女性がこれ以上増えないようにすべきだ」と訴えている。

 声明によると、新潟大の榎本隆之教授らは同県内で20〜22歳の女性を対象に、発がんしやすいタイプのウイルス保有状況を調査した。

 この結果、ワクチンを接種した人1297人のうち感染したのは3人(0・2%)だったのに対し、接種しない人は675人のうち12人(1・8%)が感染した。


引用元:
子宮頸がんワクチン再開を 日本産科婦人科学会が声明(中日新聞)