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生まれたての新生児は、本当に良く泣きます。

この頃の赤ちゃんは、泣くことでしか自己表現ができないのです。

赤ちゃんが泣いた際、最初にすることは、抱っこだと思いますが、ここで気になってくるのが“抱き癖”です。抱き癖は本当につくのでしょうか?

元保育士で一児の母である筆者が抱き癖についてまとめていきます。

よく聞く「抱き癖」の正体とは

「抱き癖がつく」という言葉を聞いたことがある方は多いはずです。

抱っこしないと泣き止まない子になってしまう、赤ちゃんは泣くのが仕事だからすぐに抱っこすると抱き癖がついて良くない、なんて言葉を聞いたり、実際に言われたりしたことのあるママやパパもいるでしょう。

抱き癖がつくのが悪いことのように言われますが、赤ちゃんはママやパパの抱っこを求めています。

泣くのは寂しさや不安、甘えたいという気持ちの表れです。

抱かないと泣き止まないのが抱き癖の正体、というわけではないのです。抱っこして泣き止むということは、赤ちゃんが安心している証拠です。

抱っこで泣き止む抱き癖の正体は、赤ちゃんの安心と満足感なのです(※1)。

赤ちゃんが泣いたらどんどん抱いてあげましょう。
かつて「抱き癖がつくと良くない」とされていた理由

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抱き癖が良くないとされていたのは一昔前です(※2)。

かつては赤ちゃんの自立を促す意味合いを込めて、”泣いてもすぐに抱っこはしない”という育て方が薦められていたことがありました。

確かに、ママでなければ泣き止まないという赤ちゃんも実際にいるにはいます。ですが家族みんなで赤ちゃんが泣いたときに対応することで、そうした状況が少し軽減されるかもしれません。



抱き癖がついても成長すれば自然と終わる

抱き癖が良くないという立場の人は「一度抱き癖がついてしまうと、その後に直すのが大変」と考えています。

ですが、赤ちゃんはずっと寝たきりではないのです。

自分で座れるようになれば視界も広がって、自分の見たいものを見たり両手を使い遊んだりし始めます。

筆者の娘の例でいうと、生後半年を過ぎるまで寝返りを打ちませんでした。しかし発達に伴い、自分の興味の対象が広がると抱っこの回数は減りました。

特に抱き癖を治さず、子どもが座れるようになればボール投げ、歩けるようになれば家の中で追いかけっこなどをして一緒に遊んでいるうちに自然と抱っこ卒業になりましたよ。

赤ちゃんはたまに、どうしようもなく泣きます。

何をしてもギャンギャンと耳がおかしくなりそうな声で泣くこともあるでしょう。どうしていいかわからず、親の方が泣きたくなってしまうこともあるかもしれません。

しかし来年の今日は、きっとわが子はこんなに泣いてはいません。

すぐに試せる対処法としては、ビニール袋を耳元でカサカサ動かすと泣き止むなんていうテクニックもあります。

決死て頑張りすぎず、パパなどにも赤ちゃんの面倒を一緒に見てもらって背負いすぎないようにしてくださいね。


引用元:
「抱き癖がつくと良くない」と言われてもドンドン抱いてOKです!(It Mama)