東京・上野動物園で、先月、5年ぶりに生まれたジャイアントパンダの赤ちゃんの名前の公募が28日から始まり、早速、多くの家族連れが園内に設けられた応募箱に用紙を投かんしていました。
上野動物園で先月12日に生まれたジャイアントパンダのメスの赤ちゃんは、先週には両目がうっすらと開き始めている様子が確認されるなど、順調に成長しています。
東京都は赤ちゃんの名前を公募で決めることにしていて、28日から受け付けが始まりました。
上野動物園では、パンダ舎の前に、赤ちゃんの名前を書く用紙と応募箱が設置され、午前9時半に開園すると、訪れた多くの家族連れが赤ちゃんの名前を用紙に記入して次々と投かんしていました。
8歳の女の子は「メスの赤ちゃんなのでかわいい名前にしたいと思い、『キャンディー』から『キャン』をとって『キャンキャン』にしました。この名前になったらすごくうれしいです」と話していました。
また、0歳の子どもがいる39歳の女性は「子どもの名前からひと文字をとって、『ヨウヨウ』にしました。息子もパンダの赤ちゃんも太平洋のように大きくすくすくと育ってほしいです」と話していました。
募集するのはかたかなの名前で、都立の動物園などに設置された応募箱のほか、インターネットや郵送でも受け付けています。受け付けは来月10日までで、東京都は、生後100日を迎える9月下旬をめどに名前を決めて発表することにしています。
東京都の小池知事は、「すくすくと育って皆さんも楽しみにしていると思う。ちょうど夏休みでもあるので、お子さんと一緒にかわいい名前を考えていただければと思う」と述べました。
上野動物園のパンダ これまでも公募で命名
上野動物園のジャイアントパンダの名前は、これまでにも公募で決められてきました。
このうち、最初のケースは昭和61年に生まれたメスの「トントン」で、およそ27万件の応募がありました。応募をもとに動物園の園長や地元の小学校の校長、それに女優の黒柳徹子さんなどが委員を務める第1次委員会で候補が絞られ、都知事などからなる最終委員会で「トントン」に決定したということです。
また、2年後の昭和63年に生まれたオスの「ユウユウ」の名前も公募が行われ、およそ12万件の応募の中から選ばれました。
最近では、先月生まれた赤ちゃんの父親の「リーリー」と母親の「シンシン」の名前が公募で決まっています。2頭は6年前の平成23年に来日し、それぞれ中国では「ビーリー」と「シィエンニュ」と呼ばれていましたが、東京都は一般公開を前に日本での名前を公募しました。応募件数は合わせて4万件余りに上り、動物園の関係者などからなる委員会で、活発で力強いイメージがある「リーリー」と、純真で優しいイメージがある「シンシン」が選ばれたということです。
赤ちゃん公開は生後半年めど
上野動物園のパンダの赤ちゃんは、生後40日の先週行われた身体測定では、体重が1656.5グラム、体長が34.1センチと、すくすくと成長しています。赤ちゃんは、母親のシンシンと産室と呼ばれる部屋の中で過ごしていて、父親のリーリーだけが一般に公開されています。
28日も動物園を訪れた人たちがリーリーがささを食べる愛らしい姿に見入ったり写真を撮ったりしていました。
動物園は、引き続き、赤ちゃんの成長や健康状態の推移を見守り、生後半年をめどに赤ちゃんを一般に公開したいとしています。
引用元:
パンダの赤ちゃん 名前の公募始まる 上野動物園(NHK)