BRCA1という遺伝子に変異がある女性は、80歳までに乳がんと診断される確率は72%との推定を、英国などの国際研究チームが米医師会雑誌に発表した。診断から20年以内に反対側の乳房もがんになる確率は40%だった。また、80歳までに卵巣がんになる確率は44%とされた。

 一方、BRCA2という遺伝子に変異がある場合、乳がん発症の確率は69%、反対側の乳房もがんになる確率は26%。卵巣がんの確率は17%だった。

 両遺伝子は本来、がんを抑制するが、変異があるとがんのリスクが高まる。研究は欧州などの女性約1万人を追跡調査した。既存の研究に比べ、精密な推定ができたという。

引用元:
遺伝性がんのリスクを推定(47NEWS)