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大人も子どもも関係なく、蚊に刺されるとぷっくりと腫れてしまう方も多くいるかと思います。

自分はこんなに腫れているのに他の人は全然腫れていない! これは蚊が強いの? 自分が弱いの? と思われるかもしれません。

実はこれ、アレルギーが関係しているってご存知ですか?

ここでは蚊に刺されてしまった時に腫れてしまう原因と蚊に刺されて腫れてしまった場合の対処法をご紹介します。





蚊に刺されて腫れる原因は、ズバリ「アレルギー反応」

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蚊に刺されて腫れてしまったり、痒くなったりする原因は、アレルギー反応にあります。

蚊は、自身の唾液とアピラーゼという物質を注入することで、人の血液をうっ血させて、吸血しやすいようにし、それに対してアレルギー反応を起こすことによってかゆみや腫れが引き起こされるのです。

日本皮膚科学会によると、この反応は刺されてスグに症状が現れる即時型と、1、2日経ってから症状が現れる遅延型があるそうです。



つまり、蚊に刺されてぷっくりと腫れる、かゆみが出現するかどうかはその人が蚊の唾液や成分に対してのアレルギー反応か強く出るかどうかで決まるということになります。

症状の表れ方は、蚊に刺された頻度やその人の体質、刺された場所によって個人差があります。その個人差によって、腫れやすい、腫れにくい人がいるのでしょう。



蚊に刺されて「腫れてしまった」場合の対処法

蚊に刺されて腫れてしまった場合は、どのように対処していけば良いの“蚊”を、筆者の看護師としての経験を基にご紹介します。



●掻きむしらない

ぷっくりと腫れてしまう場合の多くは“即時型アレルギー”反応であるため、数時間で腫れは引く傾向にあります。

しかし、痒いからといって掻きむしってしまうと悪化させてしまったり、小さいお子さんではとびひに移行してしまう可能性もあります。そのため“掻かないようにすること”が1番のポイントです。



●刺された所を冷やす!

痒みは体が温まると強く出現します。また、蚊に刺された直後は赤く腫れて刺されたところ自体が熱を持っています。

そのため、冷やしてあげると痒みは弱まって、赤く腫れたところも落ち着いていきますので、冷やして対処しましょう。



●薬を塗り、ひどくなる場合には病院へ

小さいお子さんの場合は虫刺されの治療用に市販されている貼るタイプのお薬を使用すると、掻いてしまうことも減り、治療もできるのでお勧めです。

大人も子どもも痒みや腫れと言った症状が軽度であれば、家で市販の虫刺され用に販売されている外用薬を使用して様子を見ても良いのですが、赤みや痒みが強い場合は皮膚科など専門医に診察をしてもらうと良いでしょう。



これから夏休みに向けてお出かけを計画しているご家庭も多いかと思います。また、暑さで家の窓を開けて換気をするご家庭も増えてくるため、蚊に接する機会はますます多くなるかと思います。

虫刺されに注意して楽しい夏休みを過ごしましょう。



引用元:
なんでこんなに腫れるの!? 蚊に刺されが「ヒドくなる人の体質」とは?(It Mama)