産休や育休を取る際、上司や同僚の目が気になる−。出産や子育ての情報提供に取り組む一般財団法人「1more Baby応援団」(東京)の調査で、働く女性の3割以上がこんな思いを抱えていることが29日、分かった。平成28年の出生数は100万人を割り込み、少子化対策は喫緊の課題。職場の反応を気にする実態が調査で浮き彫りになり、秋山開専務理事は「多様な働き方を選択できる環境づくりが不可欠」としている。

 調査は今年4月、インターネットを通じて実施。子育てをしながら働く20〜39歳の女性529人に、産休や育休を取得する際に抱く懸念を複数回答で尋ねた。

 その結果、「上司の目(態度・反応)が気になる」と答えた人が37・6%で最多に。「同僚の目が気になる」が32・4%で続いた。また「育休が明けてすぐに次の子供を授かると、育休を取りづらい空気がある」は30・1%だった。


引用元:
産休育休取得で「気になるのは上司の目」働く女性の3割 職場の環境づくり不可欠 (産経新聞)