戸塚区で初の運行
妊婦や子育て家庭の移動手段を支える子育てタクシーが、この7月から戸塚区内でスタートする。運行するのは戸塚区を中心に営業を展開する(株)ケイサンタクシー(岩崎高広代表取締役)で市内では7社目となる。

 子育てタクシーは2004年に香川県のタクシー会社がスタートさせ、現在は全国で150社(6月15日現在)が運行。市内では瀬谷区を中心に運行する三ツ境交通(有)が約10年前に最初に開始した。

 しかし戸塚区周辺での運行会社はこれまでなく、(株)ケイサンタクシーがこのほど名乗りを上げ、7月に市内7社目の子育てタクシーをスタートさせる。

 子育てタクシーは(社)全国子育てタクシー協会が主催する養成講座を受講したドライバーを有するタクシー会社が運行。妊婦の通院や検診、陣痛時の病院移送、保育園の送迎、塾や習い事の子どもだけの送迎を担う。

子育て団体も協力

 同社は今年4月に子育てタクシー運行会社としての登録を終え、6月までは試験運行を実施。既に30人以上が利用(6月16日現在)。

 講習を受講したドライバーは22人。現役の子育てパパやママ、孫を持つドライバーなど、いずれも自ら子育てタクシードライバーになりたいと手を挙げた。

 またドライバー育成に地域の子育て支援を行う戸塚区地域子育て支援拠点とっとの芽やNPO法人こまちぷらすなども協力、今後も連携を図り子育て家庭の外出を支援していく。

 岩崎社長は「まだまだ多くの人がもつタクシーのイメージから脱却し、移動手段として子育て世代にも気軽に利用して頂きたい」とコメント。

 利用に関する詳細・問い合わせは同社【電話】045・711・1111まで。なお利用には事前登録が必要。


引用元:
子育てタクシー本格始動(タウンニュース)