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女優のガル・ガドットが、妊娠5ヶ月の身体で映画『ワンダー・ウーマン』のワンシーンの撮り直しに挑んでいたことが分かった。

現在ガルには、夫ヤロン・ヴァルサノとの間に長女アルマちゃんと次女マヤちゃんがいるが、このマヤちゃんを妊娠中に映画の撮影、さらには妊娠5ヶ月の時に一部のシーンを撮り直すことになったという。

妊娠5ヶ月で大きくなり始めたお腹を隠す合成処理が出来るよう、背景布のグリーンスクリーンをお腹に巻いて撮影に挑んだというガル。「まるでワンダーウーマンがカエルのカーミットを妊娠したように見えて、すごくおかしかったわ」と当時の心境を語っていた。

ディレクターのパティ・ジェンキンスはEWのインタビューにて「ガルには本当に色んな事を頼まないといけなかったの。片足でこうしてとか、その状態のまま叫んでとか、雨が降って凍えるシーンでは実際に寒さで声が出なくなる演技をして、とかね。毎日、笑っちゃうくらい難しいことをお願いしていたけど、それでも彼女はやりきったのよ」と、ガルの女優根性について熱く語った。

ファッション雑誌マリ・クレールの7月号の表紙を飾ったガルはインタビューで、妊娠初期に『ワンダー・ウーマン』の撮影をしなくてはいけなかったことを明かし、「つわりが酷かったとき、端っこの方でそっと吐いていた」ことや「ホルモンからくる偏頭痛に耐えなければいけなかった」ことなど、苦労話も共有。その全てが「"弱さ"を連想させるようなイメージを表に出したくなかったから」だと語った。

「やり通したわ」 「撮影のセットにはいつもサングラスをかけて行ってた。それにいつも水筒を持ち歩いてたんだけど、中にはお水に大きな生姜のかけらが入っていてね、プロデューサーのうちの一人から"なんで君はじゃがいもの水なんか飲んでるんだ?"ってずーっと質問され続けていたわ」という裏話まで披露。

また、The Mirrorのインタビューでは「映画を観てて、私と一緒にマヤが『ワンダー・ウーマン』に出演しているシーンがあることを考えるとなんだか嬉しくなるの。私はIMDb(インターネット・ムービー・データベース)に女優として掲載されるまで何年もかかったのに、マヤは生まれる前から載っちゃうわね」と嬉しそうに話していた。

ガルはマヤちゃんを今年3月20日に出産している。

引用元:
妊娠中に映画『ワンダー・ウーマン』を撮影したガル・ガドット、苦労話を明かす(MTV JAPAN.com)