フィンランドの取り組みをお手本にした「かみかわ育児パッケージ」
埼玉県神川町が第1子、第2子を出産した家庭に、無料でベビー用品の詰め合わせを贈る「かみかわ育児パッケージ」を始めている。フィンランドの取り組みをお手本に、オリジナルバッグをフィンランドの業者などと共同開発したほか、地元のヒノキを使った積み木も入れるなど地元色を打ち出している。
町では、妊娠期から就学前までの切れ目のない子育て支援制度「ネウボラ」があるフィンランドに学ぼうと、2年前から講演会やイベントを開催。町役場で昨年9月に開いたイベントでは、フィンランドで贈られている「育児パッケージ」が展示され、それをきっかけに「神川町版の育児パッケージ」づくりに取り組み始めた。
第1子には、フィンランド最古のブランド「フィンレイソン」と、NPO法人川口フィンランド協会、町で黄色いゾウ柄のマザーズバッグを共同開発した。地元材のヒノキを使った積み木のほか、ガーゼケット、肌着など実用品のセットで2万円相当。第2子には1万円相当で、11種類の動物の絵柄から選べる約30センチ四方の大きさの収納箱と、第1子とほぼ同様の実用品が贈られる。
第1子には町の講演会で講師を務めたフィンランド人のイルメリ・リグネルさん、第2子には清水雅之町長のメッセージカードがそれぞれ添えられている。
4月から始めたかみかわ育児パッケージは、第1子3人、第2子5人(7日現在)に配布。「移り住む前の自治体にはなかった制度でうれしい」などと喜ばれているという。町保健センターの黒田美枝子所長は、「町の出産・子育てを充実させることで、少しでも多くの若い人たちが移り住んでもらえたら」と話している。
引用元:
ようこそ赤ちゃん 出産家庭へ町から贈り物(朝日新聞)