あなたは『ベビーシャワー』をご存知ですか?

山田優さん、東尾理子さん、菅野美穂さんら多くの芸能人たちもベビーシャワーを行い、ブログやSNSに楽しい写真をアップしています。

一般のママたちにも、少しずつメジャーになってきているイベントですが、まだまだ知らない人も多いもの。

今回は、ベビーシャワーを楽しむための準備やマナーなどを解説していきましょう!

●ベビーシャワーとは

ベビーシャワーとは、出産を間近に控えた妊婦さんと、生まれてくる赤ちゃんを祝うためのイベントです。

「生まれてくる赤ちゃんを、降り注ぐシャワーのようないっぱいの愛情で迎えてあげよう 」という意味で、アメリカが発祥の地。

アメリカでは、妊娠中に出産祝いを贈る習慣があります。このため、ベビーシャワーの席は出産祝いをプレゼントする場としても使われているんです。

イベントの進行に、決まった形式はありません。どんな会にするかは、参加者たちの自由。

簡単な食事をつまみながら、おしゃべりに興じるのもよし。ある程度人数が集まるなら、クイズやゲームをするのも盛り上がります。

行うときには、時期に気をつけて。妊婦さんのつわりが終わってから、臨月までのあいだがベストなタイミングです。

だいたい妊娠6か月〜9か月くらいまでを目安に計画するといいですね。

●ベビーシャワーの準備&段取り

いざベビーシャワーを行うとなったら、どのような準備が必要でしょうか。一般的な流れをまとめてみました。

●時間、場所を決める

最初に、ベビーシャワーを行う日にちと場所を決めましょう。当然ながら、妊婦さんに負担のない環境を用意しなければなりません。

長さは2時間〜3時間程度 。場所は暑すぎず寒すぎない、ゆったりと座れるところがいいですね。

カフェやレストランを貸切るのも手です。フードを準備する手間も省けるのでラクですよ。

●テーマを決める

形式ばらず、自由な雰囲気で行えるベビーシャワー。でも、あまりにもフリーだと、ただの女子会になってしまいます。

パーティーらしさを出すためにも、ちょっとしたテーマを設定しておくといいですよ。

たとえばテーマカラー。会場の飾り付けや参加者のドレスコードにテーマカラーがあると、一体感がグッとアップするのでおすすめです。●招待状を作成して送る

日時、場所、テーマが決まったら、招待状を作成しましょう。

本場アメリカでは、この招待状に妊婦さんが欲しい出産祝いリスト を添付するそうです。

●飾り付け、フード、ゲームなどを準備

会場の飾り付けを用意します。自由な発想で、たのしく飾りましょう。

参加者がある程度あつまるなら、ちょっとしたゲームを企画するのも楽しいですよ。

ベビーシャワーでよく行われる企画としては、こんなものがあります。

・育児あるあるトーク
先輩ママたちが、妊婦さんに育児のあるあるネタを披露。困ったときはこうするといいよ、などの具体的なアドバイスをすると、妊婦さんからも喜ばれます。

・腹囲当てゲーム
妊婦さんのお腹周りが何センチなのかを当てるゲームです。正解者にはちょっとした商品があると盛り上がりそう!

・哺乳びん早のみ競争
とってもSNS映えするのがこのゲーム。哺乳びんの中に牛乳やジュースを入れ、参加者たちが早飲みを競うんです。

哺乳びんって大人にとってはすごく飲みにくいんですよね。しかも、飲んでいるうちになぜか寄り目になってくるんです……(笑)。

撮った写真をシェアすれば、大爆笑まちがいなしですよ。

●ベビーシャワーをやるときに気をつけたいポイント

このように、ベビーシャワーはとても楽しいイベントです。

ただ、まだ日本では認知度が低いため、ちょっぴり困ったことも起きてしまう様子。経験者の声を聞いてみましょう。

『全く知らない人 から突然、「○○さんのベビーシャワー招待状」というタイトルでメールが来てビックリしました。なりすましやスパムメールなのかと思って、開封していいのか、返信していいのかすごく迷いました』(30代女性/既婚/女の子ママ)

アメリカでは、ベビーシャワーの主催者は妊婦さん本人ではありません。妊婦さんの親戚や友人代表が企画を立て、招待状を発送します。

でも、知らない人から突然知らせを受け取ると、このように驚いてしまう人も多いもの。

日本でやるなら、招待状は妊婦さん本人から送ったほうがよさそうですね。

『メールの最後に欲しいものリストがあったので、いくつかピックアップして買っていった。当日みんなの前で渡したんですが、他の人とかぶりまくってしまい、すごく残念でした』(40代/未婚)
こんなガッカリを防ぐためには、リストの送り方にひと工夫が必要です。

かつて私が出席したベビーシャワーでは、欲しいものリストがWEB上の共有ドキュメントで送られてきました。

参加者たちは自分があげたいプレゼントの欄にチェックを入れます。そうすることで、だれが何をあげる予定なのかハッキリ分かり、プレゼント被りを防ぐことができていましたよ。

最後に紹介するのは、こんな悲痛な声です。

『不妊で悩んでいたのに誘われました 。とてもじゃないけど行く気になれず断ったら、「妊娠菌、うつしてあげられるかもしれないのに!」だって。傷つきました』(40代女性/既婚/子どもなし)

妊娠・出産で幸せムードいっぱいだと、周りのことが見えなくなってしまいがち。誘うときは、相手の状況をよく考えるのがとても大切なマナーですね。

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いかがでしたか?

目新しいイベントなので腰が引けてしまう人もいるかもしれませんが、参加すればとても楽しいのがベビーシャワー。

身近に妊婦さんがいるなら、素敵なパーティーを企画してみてはいかがでしょうか。

いつまでも残るいい思い出になるかもしれませんよ!

●文/パピマミ編集部
●モデル/前田彩(桃花ちゃん)




引用元:
芸能界でも大人気! 「ベビーシャワー」を楽しむための準備&マナー(ウーマンエキサイト)