軽装にすることで、夏場のオフィスなどでの節電を促す「クールビズ」。旗振り役の環境省が目安としている冷房時の室温は28度だ。だが、冷房温度については、5月上旬に首相官邸で開かれた副大臣会議で、28度では「不快」などとの不規則発言も出たと話題になった。オフィスの快適温度は何度なのだろう。
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東京都市大学環境学部のリジャル・ホム・バハドゥル教授らは、2014年8月〜15年9月、東京や横浜のオフィスビル計11棟で働く約1350人を対象に、オフィスで暑さや寒さをどの程度感じているかをアンケートした。実際の室温や湿度なども測定した。
分析すると、「快適」と感じる平均温度は、冷房使用時では25・4度という結果が出た。また、暖房使用時は24・3度、冷暖房を使っていないときは25・0度だった。人が快適と感じる温度について研究グループは「年間を通じて大差ない」としている。
また調査では、屋外の気温が高いときは快適と感じる室内の温度も高めになることも確認できたという。リジャル教授は「人は環境に適応する能力がある。外気の温度に応じて、室内の設定温度を変えれば、エネルギー使用量を削減できる」と話す。
オフィスの室温について、労働安全衛生法と建築物衛生法では「17度以上28度以下」に努めるよう定められている。環境省の担当者は「働いている人の体調なども踏まえ、無理のない範囲でクールビズに取り組んでもらいたい」としている。
引用元:
オフィスの快適な室温は本当に28度? (朝日新聞)