「子どもが口呼吸をずっと続けているのは良くない」という話を聞いたことがないでしょうか。
喉の奥には“アデノイド”と呼ばれる咽頭扁桃が存在しています(※1)。アデノイドは2〜6歳頃に最も大きくなるとされています(※2,※3)。
アデノイドは生体防御機構を有しており、菌やウイルスによる感染によって、アデノイドの中で白血球が戦っているときに肥大してしまいます。そのほかにもアレルギーや何かしらの刺激物によっても肥大すると言われています(※2)。
アデノイドが肥大することをアデノイド増殖症、アデノイド肥大、咽頭扁桃肥大などと言い、単に「アデノイド」と省略して呼ぶこともあります(※3)。
アデノイド肥大を起こすとどのような影響がありうるのか、典型的な症状と見分け方をお伝えします。
アデノイド肥大を起こすとどうなるのか?
アデノイド肥大を起こすと鼻呼吸がしにくくなり、口呼吸中心となってしまいます。その結果として、いつも口をぽかんと開けるようになって口に負担がかかってしまい、成長とともに唇や上あご、前歯などに影響が出てきてしまうことがあります。この影響で顔つきが変わってきてしまう状態を“アデノイド顔貌”と言います(※3)。
「口呼吸をしすぎるのが良くない」と言われることがあるのは、口呼吸をすればそれだけアデノイドに菌やウイルスと接する機会が増え、結果的に肥大しやすくなる可能性があるからです。
アデノイド肥大を起こした際のリスクとは?
口呼吸が続いてしまうとアデノイドが肥大するリスクが高くなる可能性があると前述しましたが、アデノイド肥大によってそこから引き起こされてしまうリスクにも注意しましょう。
アデノイド肥大が続くことによって、慢性的な口呼吸やいびき、それに伴う睡眠障害を起こすリスク、また口の中が無防備になってしまうと菌が繁殖しやすくなり、そこから引き起こされる口臭、ひどい場合だと中耳炎や鼻声などにもなってしまうリスクがあります(※2)。
どの段階で受診すべき?
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口呼吸が多い、癖になってしまっている子どもに対しては、できるだけ鼻呼吸を意識させるようにしてみてください。家庭で改善できるのであればそれに越したことはありません。
口呼吸が改善されればアデノイドの肥大も治まってくることが考えられますので、結果的にアデノイド顔貌の予防につながります。
しかし子どもは自分が口呼吸が多いかどうか、自身ではあまり意識していないこともあるかもしれません。子どもが眠っているときに観察してみて、いびきが気になったり、歯磨きをしているにもかかわらず口臭がしてしまうときは小児科へ受診してみた方が良いでしょう。場合によっては手術が必要になる可能性があります(※2,※3)。
何事も早期発見・早期治療が重要ですので、気になる場合には早速今夜からでも眠っているときの様子を確認してみましょう。
※本サイトにおける医師および各専門家による情報提供は、診断行為や治療に代わるものではなく、正確性や有効性を保証するものでもありません。また、医学の進歩により、常に最新の情報とは限りません。個別の症状について診断・治療を求める場合は、医師より適切な診断と治療を受けてください。
引用元:
子どもの「口呼吸」が続くと顔つきが変わるってホント?【医学博士が解説】(It Mama)