島田市は、市民病院(同市野田)の分娩(ぶんべん)の受け入れを12月末で休止すると発表した。産婦人科の常勤医師が来年3月で退職するためで、現時点で新たな常勤医師は確保できていないという。
分娩は予定日より遅れることもあることから、新たな分娩予約は出産予定日が12月末までの妊婦のみとする。来年1月以降の分娩業務は既に予約を済ませた人のみ対応する。分娩以外の婦人科外来医療は、浜松医科大の非常勤医師4人により、従来通り週2日の診療体制を継続する。
市によると通常、夜間や土日を含めた分娩業務を行うためには3〜4人の常勤産婦人科医が必要とされている。しかし市民病院では、今回退職を決めた医師が2006年4月に着任して以降、常勤の産婦人科医は1人の状態だった。
昨年、市民病院で対応した分娩件数は171件。市内には分娩できる診療所が1カ所あるが、今後は周辺自治体の分娩可能な医療機関に妊婦の受け入れ協力を要請していくという。市民病院は「常勤医師の確保に向けて、関係医療機関に要請を続けていく」としている。
市民病院は老朽化のため建て替え計画が進んでおり、新病院での開業を21年春と見込んでいる。【松岡大地】
引用元:
島田市民病院 分娩予約、年内で休止 常勤医師退職で /静岡 (毎日新聞)