先週1週間に熱中症で搬送された人は、全国で1000人近くに上り前の週のおよそ2倍に増えたことが総務省消防庁のまとめでわかりました。




総務省消防庁によりますと、今月15日から21日までの1週間に全国で熱中症で病院に搬送された人は984人に上り、前の週のおよそ2倍に、去年の同じ時期のおよそ1.7倍に増えました。

都道府県別では埼玉が69人と最も多く、次いで愛知が67人、東京が57人、神奈川が43人、兵庫が40人などとなっています。

症状の程度は、入院が必要な中等症から重症が296人で、年齢別では65歳以上が458人と全体の46.5%を占めたほか、18歳以上65歳未満が298人、新生児と乳幼児を含む18歳未満が228人でした。

日付では、広い範囲で気温が30度以上の真夏日となった20日に305人、群馬県館林市でことし初めて気温が35度以上の猛暑日となった21日に417人と全体の4分の3が搬送されました。

総務省消防庁は、各地で運動会やスポーツ大会が開かれる土日と気温の高い日が重なったため熱中症になる人が一気に増えたと分析し、外で運動をするときにはこまめに休憩や水分をとるなど熱中症対策を呼びかけています。


引用元:
熱中症で搬送 先週は全国で1000人近く 前週の2倍(NHK)