こんにちは、こじらせ美容オタク家のともです。

“妊活”と言っても、それぞれの状況はさまざま。できにくかったり、病気があったり、不妊治療をしている人もいたりと、一言で“妊活”を定義するのは難しいものです。

しかし、「子どもを授かりたい」という気持ちは共通しています。

妊活している人は妊活している者同士、分かり合えることも多いと思いますが、妊活なんて考えたこともない、という人は妊活のツラさを全く理解してくれないことも。

ただでさえナイーブになっている時期に、たとえ相手に悪気がなくてもグサッとくる言葉を言われたら落ち込んでしまうものです。

そこで今回は、妊活中に言われて嫌だった言葉をリサーチしてみました。

●(1)私はすぐできたのに

『子どもが3人いる友人。「3人目なんて予定外でさ……子どもなんて私は簡単にできたのにねー。もうイラナイぐらい 」と、笑いながら言われた。妊活3年目の私には予定外とかイラナイとかいう言葉もイラッとくるし、いつも“子どもができない体なのでは?”と、何か問題があるように見られている気がしてますます悲しい』(20代女性/歯科助手)

簡単に妊娠できちゃった人からの、「私はすぐできたのに……なんで(笑)?」という言葉。

子持ちの友人からもそうですが、特に義両親から言われると「あなたに何か問題があるんじゃないの?」というニュアンスも含んでいる気がしてしまいます(そして本当に勝手にそう思われている場合もある)。

不妊の全てにおいてお互い何か原因がはっきりしているワケでもなく、原因がわからない不妊もあるのです。

そこを理解してくれないのが“簡単に子どもができちゃった人たち”。

不妊というだけで「あなたに何か問題アリ!」と決めつけてくるような発言を平気で言ってきたり、子どもができることは当然のような発言をしたり……。

「すぐできる人もいればできない人もいる」ということがわからず、自分視点からしか物事を判断できない人の意見は気にしない方がベター。

●(2)妊娠菌あげるよ

『妊娠中の親友が、私の不妊を知っているので「妊娠菌あげるよ」と会うたびに言ってくる。最初は笑い話でよかったけれど、だんだん嫌味にすら聞こえてきて親友の妊娠を心から喜べなくなっている自分がいた』(30代女性/パート)

これは笑えない冗談……。妊娠中の人は「妊娠菌あげるよ」ってユーモアのつもりで言ってしまいますが、子どもができなくて悩んでいる人にとっては上から目線に聞こえる 場合だってあるのです。

特に不妊で悩んでいる期間が長ければ長いほど、こういう些細な言葉でも敏感に反応してしまうことも。

この言葉を嬉しがる妊活女性もいますが、何度も言われていると「妊娠菌なんかあるかいっ! そんな簡単なものじゃない!」と逆鱗に触れる場合があるので注意です。

●(3)子どもがいないなんてかわいそう

『不妊治療も長いと、もうできなくてもいいけどできるだけのことはやりたい、という気持ちにもなってくる。そんなときに「もう何年も子どもできないよねー、自分の子どもってめっちゃかわいいのに 」なんて直に言われると、せっかく前向きになれたのにその気持ちを踏みにじられたような気分になり、その後はできるだけその人とは子どもの話題を避けるようにする』(30代女性/営業)

“子どもができない……つまりこれから一生子どもがいない人生を送るなんてかわいそう”との意味にもとれる言葉はやはりNG。

長く妊活している人は、子どもができない可能性も視野には入れてきています。

決して子どもがいない人生が悪いワケでもなく、いない人生もアリとして、ただやることは全部やってから……という考えの人も多いのです。

それなのに、「子どもがいない人生なんて私はあり得ない」「子どもかわいいよー」なんて、子どもがいるからこそ言える言葉。

妊活女性は子どもがいるいないに関わらず幸せである、という考えを基盤に妊活に励んでいる人たちも大半です。“子どもがいたら人生全てはバラ色”のような発言は必要ナシ ということ。

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不妊治療をしていればお金もかかる上に、精神的、体力的な苦労も相当なものになります。

「なんで普通はしなくてもいい苦労を私だけしなきゃいけないのだろう?」と、妊活中は葛藤せざるをえないところもあります。

できるだけ相手の立場になって、妊活女性に対してはアドバイスよりも寄り添ってあげる姿勢で接することが大切なようです。

●ライター/とも(こじらせ美容オタク家)
●モデル/倉本麻貴(和くん)

引用元:
妊娠菌あげるって嫌み!? 妊活中に友達から言われてグサッときた言葉3選(T-SITEニュース)