品川区は16日、予防接種事業を委託していた「ケルビムこどもクリニック」(東五反田5丁目)で、複数のワクチンを一つの注射器に混ぜて接種していたと発表した。

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 区によると、記録の残っている2012年4月から今年4月までの約5年間に、358人が誤った方法で接種を受けた可能性があるという。同クリニックでは、MR(麻疹・風疹ワクチン)、水痘(みずぼうそう)ワクチン、おたふくかぜワクチンの3種を混合した接種や、4種混合ワクチンとヒブワクチンを混合した接種を、09年4月から実施していた。健康被害の報告はないという。

 区は該当する保護者に文書を送り、ワクチンの再接種か抗体検査の希望調査を実施。記録のない12年3月以前に接種した人にも、希望者には同様の対応をするという。問い合わせは区の各保健センターか区保健所保健予防課(03・5742・9152)。


引用元:
ワクチン混ぜて予防接種 品川のクリニック(朝日新聞)