妊娠16週目から27週目までは「妊娠中期」と呼ばれています。今回は、妊娠26週目にスポットライトを当て、この時期に起こる体の変化ほか、必要なこと・注意点をお伝えします。







この記事の監修ドクター

なかむらレディースクリニック 中村容子先生

女医プラス所属。当院は、不妊治療・体外受精専門の婦人科クリニックです。患者様それぞれにあった、こころとからだに優しい生殖医療を提供いたします。
http://towako-nakamura.com/
妊娠26週目ってどんな時期?
赤ちゃんの胎動が少しずつ大きくなり、赤ちゃんとのコミュニケーションを楽しむママが増える妊娠26週目、お腹の中で動いている赤ちゃんの様子を、ママも感じやすくなってきたのではないでしょうか。赤ちゃんが体の向きを自由に変え、健診の度に、逆子だったりそうでなかったりすることがあります。胎内で遊ぶ赤ちゃんにいろいろ話しかけてあげましょう。この時期は、赤ちゃんの性別が判明することが多い時期です。性別が分かると、名前をつけたりベビー用品を購入したりしやすくなるので、新たな楽しみが増えますね。
妊娠26週目に体内で起きる変化
妊娠期間が進むにつれ、胎内では目まぐるしい変化が起こります。それだけでなく、ママの心身にも変化が生じるのです。ここでは妊娠26週目に起こる体の変化を詳しく見ていきましょう。
赤ちゃんの変化妊娠26週目の赤ちゃんは、892gが体重の平均値です。来週には、1,000gを超すようになるでしょう。ただし、これはあくまでも目安なので、平均体重より小さめであったとしても、医師に「大きな問題なし」と言われたら、特に心配はいりません。

この時期の赤ちゃんは羊水の中を活発に動いています。検診で逆子と言われ、不安になるママも多いのですが、元に戻ることも多いので一喜一憂する必要はありません。逆子体操などをしなくても戻ることが多いのであまり心配し過ぎないようにしましょう。
ママの変化この時期は妊娠糖尿病検査の実施期間です。妊娠初期のつわりが治まって以降、つい食べすぎになっている方は検査にひっかかる恐れがあります。妊娠中の血糖コントロールが悪いと、ママや赤ちゃんにいろいろな合併症が起こる可能性があります。巨大児(赤ちゃんが大きくなりすぎること)による難産や、早産、妊娠高血圧症候群のリスクが上昇します。

ご家族に糖尿病の人がいる、肥満症、巨大児の分娩歴がある、などの方は、妊娠糖尿病のリスクが高いと考えられています。心配な点がある方は、かかりつけ医に相談して、指示を仰いでください。
妊娠26週目にやっておきたいこと
オーラルケアをおろそかにしないようにしましょう妊婦さんは、歯肉炎や歯茎の出血といった症状が出やすくなっています。むし歯や歯周病が早産のリスクを高めるという意見もあります。妊婦健診のみならず、歯科検診をきちんと受けておくことをおすすめします。出産が近づくにつれてお腹が大きくなり、歯医者さんに通うことが大変となりますので、できるだけ早めに済ませておくようにしましょう。歯茎・歯肉に歯磨き粉がしみる場合は、低刺激タイプに変えてみるのも良いかもしれませんが、症状が続く場合は一度歯科医に相談してみてください。
妊娠26週目の注意点
妊娠26週目はどんなことに気をつけておくべきでしょうか。最後に、注意点を1つずつ確認していきましょう。

退職・産休は円滑にそろそろ妊娠中期が終わりに近づいています。会社と、退職や産休の相談を済ませておきましょう。退職や産休の具体的な日取りを決め、引き継ぎなどの必要な準備を進めてください。後任がいる場合には、仕事の内容や進め方を送りましょう。急な入院などで退職・産休の段取りがスムーズにいかない場合、各方面に迷惑をかけますので、早めに準備を進めてください。
失業給付金の手続きを出産を機に退職するママは、失業給付金を受給できます。通常の受給期間は1年ですが、妊娠・出産(もしく育児など)が理由で退職する場合は「最長4年」まで受給期間を延長することが可能です。これは、妊娠中のママが「特定理由離職者」(*)に該当するためですが、受給期間の延長が自動的に行われるわけではない点にはご注意ください。

具体的には「退職後31日目〜1ヶ月以内」の間に、受給期間の延長手続きを自分でしなければなりません。その際「印鑑、身分証、母子手帳、申請書」などが必要になりますが、詳細はあらかじめハローワークに電話で問い合わせましょう。手続きが少々面倒ですが、専業主婦になるママも、再就職を考えるママも、忘れずに利用したい制度といえます。体調不良などで、うっかり申請期間を逃してしまうと受給期間が延長できなくなるのでご注意ください。

(*「特定受給資格者及び特定理由離職者の範囲の概要」ハローワークインターネットサービス

https://www.hellowork.go.jp/insurance/insurance_range.html)
まとめ

赤ちゃんは順調に育っていますか? 順調に育っている場合も食事や体重のコントロールに引き続き気をつけてください。このくらいの時期になると赤ちゃんによって発育の差がかなり大きくなっています。赤ちゃんの発育が少しゆっくりの場合でも、不安になりすぎたり、焦ったりする必要はありません。かかりつけ医の指示に従い、無理しすぎないように過ごしましょう。

引用元:
【医師監修】妊娠26週目、胎児はどんな様子? ママの体の変化と気をつけること(BIGLOBEニュース)