赤ちゃんは、音楽が流れると、すぐに音の聞こえる方を振り返ったり、一瞬にして泣き止んだりと、音楽が大好きですよね。
なぜ赤ちゃんは音楽が好きなのか、どのような音楽が好きなのか、元保育園園長としての経験からご紹介します。
赤ちゃんは音楽が好き
赤ちゃんは、お腹の中にいる20周頃には音が聞こえるようになっていると言われています。
胎内で聞こえる音は、外の実際の音とは異なりますが、ママの声や音楽もお腹の中で聞いているのです。
ママが好きな音楽を赤ちゃんも好むとよく言われています。
それは、ママがその音楽を聴いていると安らいでいるのをお腹の中にいる時に感じているからかもしれませんね。
また、大人が音楽を聴いて心が落ち着いたり、涙が溢れたりするように、赤ちゃんにとっても音楽は心地よく感じるものなのです。
月齢別に見る音楽の反応
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筆者のこれまでの保育園での経験上、以下のような傾向がみられました。
●新生児期
大きな音に敏感なため、あまり激しい音は好みません。
オルゴールやクラシックの穏やかな音楽を流してあげると落ち着く子が多く、ママの子守唄は特に好きです。
●3ケ月〜6ケ月頃
この頃になると音の聞こえる方を向いたり手を伸ばすなど、体で反応するようになります。
好きな音楽が流れると特に反応が大きくなります。
色々な音楽を流して、反応を確かめながらどんな音楽が好きなのかを探ってみるのも良いかもしれませんね。
●7カ月頃〜
この頃になると体も成長して、ハイハイやつかまり立ちができるようになります。
音楽に合わせて声を出したり、体を揺らしたり、全身で楽しむ姿が見られるようになります。
ママの動きを真似して手を叩くなど、反応が一段とはっきりしてくるので、童謡などを歌って一緒に遊んであげると喜びます。
また、CMなどで繰り返し聴く音楽も覚え、その音楽が流れるとすぐにテレビに寄って行く子もいます。
この時期くらいからは、赤ちゃん向けのテレビ番組などを喜んで観るようになります。
「赤ちゃんが好む歌」にある3つのポイント
昔から歌われている童謡は、赤ちゃんにとって聞きやすく楽しい歌です。
赤ちゃんが好む歌のポイントは3つあります。
(1) 繰り返しの歌詞が多い
(2)リズムが単純
(3)擬音(タンタン、キラキラなど)が入っている
例:きらきら星、手をたたきましょう、むすんでひらいて、いとまきのうた など
歌をうたってあげると、赤ちゃんが喜ぶだけでなく、歌っている本人も気持ちが穏やかになります。
オムツを替えながら、寝かしつけながらなど、毎日たくさん歌ってあげましょう。
そして、歌をたくさん聴かせてあげることで、自然と言葉を覚えるというメリットもあります。
赤ちゃんにとって音楽は、成長に欠かせないものであり、楽しい気分にさせてくれるとても大事なものです。
ただ音楽を流すのではなく、一緒に楽しむことで素敵な思い出として心に残ると良いですね
引用元:
「赤ちゃんが好きな歌」にある3つのポイントって?(It Mama)