【浦添】絵本で子育てに自信が持てたという市内在住の森平太さん(33)が、昨年6月に起業した移動絵本屋「絵本の専門店もりほんや」が話題になっている。市内の保育園などを中心に絵本の移動販売をする傍ら、読み聞かせイベントへの出演依頼も増えつつある。森さんは「もっといろいろな人に絵本の魅力や自分の経験を伝えたい」と意気込む。(浦添西原担当・伊禮由紀子)

 2012年に長男・建人君が生まれた森さん。初めての子育てに「息子にどう接したらいいのか」と悩みを抱えていた。ある日、抱っこした息子が泣きやまないことにイライラしてしまい、そんな自分に対しても深く落ち込んだという。

 その時に出合った1冊の絵本が「くだものだもの」だった。「もしもしスモモのおすもうさん。どすこーい!」。言葉遊びのセリフを何回も繰り返し読み聞かせると、建人君がとても喜んでくれたという。森さんは「絵本を通して共通の話題ができ、息子とのコミュニケーションが楽しくなった」と振り返る。


引用元:
沖縄)夢を運ぶ移動絵本屋さん 子育ての悩み機に起業(朝日新部)