秋田県鹿角市内の子育て世代などでつくる「鹿角の産婦人科を守る会」(安保大介代表)は24日、鹿角地域でお産ができる体制の存続を求める請願書を市議会に提出した。

 鹿角地域で唯一お産を扱うかづの厚生病院(鹿角市花輪)は、同病院と大館市立総合病院へ産婦人科医を派遣する秋田、岩手医科、弘前の3大学の意向に基づき、2月から里帰り出産の受け入れを中止している。

 さらに大学側は、少子化や医師不足などを理由に、大館・鹿角地域の産婦人科医療について「施設を集約化する方向性が必要」との考えを示している。地元では「鹿角で出産できなくなれば、人口減少に拍車が掛かる」との懸念が広がり、有志が守る会を立ち上げた。医療体制の維持に向けて、署名活動などを展開している。

引用元:
お産体制存続求め、鹿角市議会に請願書 有志の会(秋田魁新報)