赤ちゃんが寝ない!

そんなときにママは「育て方の問題なのかな?」「うちの家庭が特別なのかな?」と、思わず心配してしまうこともあります。

でも、実は多くの家庭で起こる“あるある”のことだったりするんですよ。

『赤ちゃんがぐっすり寝てくれる奇跡の7日間プログラム』の筆者が、書籍の中から赤ちゃんの夜寝ない“あるある”を紹介しましょう。
赤ちゃんが寝そうなときに限ってパパ帰宅

日も暮れて、赤ちゃんがいる一日はようやく終盤。もう、ママはぐったり。でも、なんとかお風呂と着替え、歯磨きを終えて、もう一息!

赤ちゃんも、ようやく眠たいそぶりを見せ始めました。寝室に赤ちゃんを運んで、もうちょっとで寝そう。よし、よし。もう少しで、私もゆっくりできそう……。

その時、玄関のドアが「ガチャ!」

夫が帰ってきやがった。

寝そうだった赤ちゃんがカッと目を見開いて、起き上がり「あそぼ〜」と言わんばかりの満面の笑顔でハイハイで寝室を抜け出そうとします。

夫よ、このタイミングに何で帰ってくるの?



赤ちゃんが寝そうなその時に、リビングでガサゴソ

今日は早く夫が帰ってきてくれたので、赤ちゃんをお風呂に入れてもらえました。

上がってきた赤ちゃんを拭いて、パジャマを着せて、歯磨きさせて。

はあ、今日も疲れたな。でも、これで赤ちゃんが寝たら、私もようやく少しゆっくりできる。夫をリビングに残して、隣の寝室へ。

たくさん母乳を飲ませて、赤ちゃんはもう寝そう。そう思った瞬間。

扉を挟んだリビングから、コンビニの袋を「ガサガサ」させる音。ビールを開ける「プシュ」の音。つまみの袋を「パシュ」と開ける音。何を言っているかは分からない程度の小さな音量のテレビの音。

ようやく寝るか? と思った赤ちゃんがその音で、カッと目を見開いて「パパ1人で、なに楽しそうでおいしそうなことしてるの?」と心の声が聞こえそうな顔して起き上がる。

夫よ、音を立てないように気を付けているのは分かるが、その小さな音が赤ちゃんには余計気になるものじゃない? と思わず夫に教育的指導をしたくなる一瞬です。

赤ちゃんは遊び好き。寝る前に何か楽しそうな音がちょっとでも聞こえると、眠さよりも、遊びたい気持ちが大きくなって寝てくれないことも。

寝かしつけの時間はできれば静かに、家中の電気も暗くして、家族でみんなが“寝るふり”をするようにしてみたら、赤ちゃんも空気を読んで寝てくれるかもしれません。


(c)ながさわゆみ

それが難しいときは、

●パパに寝かしつけの時間からずらして帰ってきてもらう。

●他の家族が起きているときは、寝室の隣の部屋ではなくて、離れた部屋で音を立てないでいてもらう。

など、赤ちゃんの遊びたい気持ちをかきたてる刺激を出さないように家族で気を付けてみて下さい。

ようやく寝そうになった赤ちゃんを家族がおこしちゃう “あるある”。多くの家庭の通る道です。

そんなときには、“必ずこうしなくてはいけない” という方法もありません。ママと赤ちゃんと家族にとって楽な方法を、試行錯誤で探してみて、家族みんなで取り組めるといいですね。




引用元:
【寝かしつけあるある】パパの帰宅タイミングが悪すぎる!?(It Mama)