高崎市が田町で整備を進めていた多機能型住居が20日、オープンした。

 市有地を活用して民間が建設、福祉サービスと住居機能が一体となった施設。10階建てで、1階には市営の福祉センター「シルバーセンター田町」、2階は「子育てなんでもセンター」、3〜6階は民間が運営する特別養護老人ホームとサービス付き高齢者向け住宅、7〜10階は市が管理する住宅「レジデンス田町」となっている。

 このうち市が新たな子育て支援の拠点として位置づけているのが「子育てなんでもセンター。子育て相談、就労相談、交流・プレイルーム、託児ルームで構成されており、富岡賢治市長も「子育て中の方がワンストップで相談できる場所になる」と強調する。この日、1歳の長女とともに交流・プレイルームを訪れた伊藤千晶さん(29)は「徒歩圏内にこのような施設があるのは、すごくありがたい」と話していた。

 「レジデンス田町」への入居は4月1日から始まっているが、対象は市内の福祉施設や保育所、病院などで働く人と同分野を学んでいる学生で市では「これからの高崎の福祉を担う人材を確保するための取り組み」としている。


引用元:
子育てと福祉サービス一体 高崎市に多機能型住居オープン (産経新聞)