静岡市は、生後6カ月〜就学前の子どもを持つ市内の母親を対象に、子宮けいがんと乳がんの検診会場の一部で子どもを預かるサービスを今年度から始めた。受診率の向上が目的で、健診会場1カ所当たり子ども30人まで託児受け入れが可能。希望者は、乳がん検診予約センター(054・654・2000)に電話で予約する。


 市によると、市が実施している子宮けいがんと乳がんの検診受診率は20〜30%と低い。乳幼児を抱える母親からは「子育てが忙しく、なかなか検診に行けない」という声が市に寄せられ、市が昨年実施したアンケートでも、託児付きの検診を望む回答が多かったという。

 今年度のサービスは10回の予定で、今月24日の南部保健福祉センター(駿河区曲金3、既に締め切り)を皮切りに、5月16日の城東保健福祉エリア(葵区城東町)▽同29日の大里保健福祉センター(駿河区中野新田)▽6月12日の北部保健福祉センター(葵区昭府)での実施が決まっている。その他の会場は決まり次第、自治会の回覧などで周知する。

 市健康づくり推進課は「子宮けいがんと乳がんは早期に発見すれば、治療できる可能性が高い。ぜひ託児サービスを利用して検診してほしい」としている




引用元:
託児付きのがん検診 乳がんなど 母親の受診率向上へ /静岡(毎日新聞)