自分の思いを口に出して伝えられない赤ちゃんは、お母さんの管理がとっても大切です。特にお母さんが注意して見ていきたいのが便。特に便秘は放っておくと赤ちゃんに辛い思いをさせてしまいます。

今回は“赤ちゃんの便秘について対処法”などをまとめてみましたので、ぜひ参考にしてみてください。
出ていても痛がる!「赤ちゃんの便秘」の症状

日本小児栄養消化器肝臓学会によると便秘とは、“長い期間便が出ない、もしくは出にくい”ことを指します。そのため、“週に3回以上排便が無い場合や5日間連続して便が出ない場合”を便秘としています。

その他、毎日排便が見られていても出すときに痛がって泣いている、排便後に肛門が切れて出血している場合や、硬くてころころとした便が少量ずつしか出ないという場合も便秘となります。

また、便秘になりやすいのは、母乳からミルクへの移行時期や離乳食の移行時期、幼稚園生くらいになると始まるトイレトレーニングの時期です。



家庭でできる「赤ちゃんの便秘」対処法3つ

(1)肛門を刺激する

肛門を刺激すると、肛門の筋肉が緩んだり反射で直腸が動き出すことによって便が出やすくなります。

まずは肛門にぬるま湯をスポイトで数滴当てて刺激してみましょう。それでも出なそうにない場合には、綿棒の先にワセリンをぬって1~2cmほど挿入し、ゆっくりと大きく「の」の字を書くように綿棒を動かしてみてください。

挿入してすぐに便が出る場合もあれば、しばらくしてから出る場合もあります。そのため5分以上行っても出そうにないのであれば、一度中止しましょう。



(2)果汁を飲ませる
母乳以外を与えているのであれば、プルーンやりんご、柑橘類の果汁を3倍ほど薄めて10〜20ml飲ませて様子を見てみましょう。



(3)母乳やミルクの量を調整する

赤ちゃんの便秘も大人同様、水分の摂取量が少ないことによって便秘となる場合があります。

母乳やミルクを飲ませた直後にまだ欲しそうに泣いている場合では、摂取不足による便秘の可能性があります。体重の変化を見ながら、かかりつけの小児科などと相談してミルクや母乳の摂取量を調節しましょう。



便秘が悪化するとどうなるの?

便秘にならないように注意することは大切だとお伝えしましたが、便秘が悪化することによって起こりうることをご説明します。

便秘が続くことで便秘症となります。赤ちゃんの場合は週に3回未満しか出ていない、量が少ないという状態が長く続くと便秘症となります。便秘症となると小児科医などによる専門的な治療が必要となります。

また、ただ便秘なだけなのか、他に何か腸の病気が隠れていないかという検査をする場合が多いです。



いかがでしたか? 

実は注意していないといけない赤ちゃんの便秘。

しかし、赤ちゃんの場合は毎日出なければならないというわけではありません。

なのでカレンダーに印をつけるなどして、目で見てわかるように赤ちゃんの便をチェックして、便秘かなと思ったらぜひご紹介したケアを試していただければと思います。



引用元:
何日以上から注意すべき?「赤ちゃんの便秘」目安と家庭での対処法3つ(It Mama)