「子どもが生まれたら、仲の良いママ友と一緒に、ベビーカーにわが子を乗せてお出かけして……」
妊娠中はそんなことを夢見ていたのに、実際は“きちんと母親をしていなくてはならない”という“いいママプレッシャー”に押し潰されて、誰にも助けを求めることができない……。
こんなママも増えているのではないでしょうか?
そこで今日は、『1人でできる子になる テキトー母さん流 子育てのコツ』の著者の立石美津子がお話します。
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立石 美津子
著者・講演家・元幼児教室経営者。自閉症児の子育て中。著書に『一人でできる子が育つ「テキトーかあさん」のすすめ』『小学校に入る前に親がやってはいけない115のこと』『心と頭がすくすく育つ読み聞かせ』『〈マンガとQ&Aで楽しくわかる〉1人でできる子になる 「テキトー母さん」流 子育てのコツ』『立石流 子どもも親も幸せになる発達障害の子の育て方』
「孤育て」になるのは理由があった!
source:https://www.shutterstock.com/
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子育では実際やってみると孤独なものです。
でも、こうなるのはあなたの性格が暗いからとか、母親として不向きだからではないのです。
妊娠中増えていた女性ホルモン(エストロゲン)は子どもがママの体外に出た瞬間から急激に減っていきます。
この減少が不安や鬱、孤独感を感じさせる要因になっているのです。
この現象は、“共同養育”といって一人では子育てしないように、自動的に人間の脳に組み込まれたシステムなのです。
ところが、今の日本は核家族は家族全体の8割にも及びます。
しかも、働き盛りのパパの帰りも遅く、早朝から夜までママ1人で子育てします。
つまり、”共同養育”どころか“孤立した子育て=孤育て”している人がとても多いのです。
孤立しやすいママの特徴
そんな孤独になりやすい環境下でも、できるだけ外に出てママサークルに積極的に参加したり、「寂しいから一緒にいて」「自分1人ではできないから助けて」と言える人であれば、息抜きの方法も見つかるかもしれません。
しかし、それがどうしてもできないママがいます。
次の傾向が強い人は特にそうなのかもしれません。
・努力家
・真面目
・責任感が強い
・完璧主義
・弱音を吐けない
・周りの評価をとても気にする
なぜ、SOSを出せないのでしょうか?
きっと幼い頃からあなたが自分の親から、こんな風に言われて育ったのかもしれません。
・なんでも自分1人の力でやり遂げないとダメ
・人に絶対に迷惑をかけてはならない
・弱音を吐いてはならない
・努力すれば必ず成就する
・どこへ出ても恥ずかしくない態度でいなさい
子どもの頃、親にどう育てられたかがその人の考え方の基本になります。
子育てするときも自分の親からインプットされた考え方に支配されてしまい、人に頼ることができなくなっているのです。不完全な自分が許せず、ますます辛くなってしまうのです。
でも、人は生きていく上で1人で完璧にできるわけがありません。
同じことを子どもにもしないようにしましょう
source:https://www.shutterstock.com/
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さらにもし、“子育ての連鎖”で親の子育てをそのままわが子にやってしまうと、子どもはどうなってしまうでしょうか。
・幼稚園や学校でいじめられても「先生、○○君が僕に嫌なことをするので助けてください」と言えない。「あいつはチクらない」となりますますいじめがエスカレートする可能性がある。
・体調が悪くなっても先生に「具合が悪いです」となかなか言い出せない。
・迷子になってもだまってさまようだけで「迷子になったので道を教えてください」と他人に頼れない。
・わからないことがあっても「こんなこと聞いておかしな人、非常識な人と思われはしないか」「恥ずかしい」とブレーキがかかる。
こんな風にならないためには、困った時”SOSを出せる子どもに育てる”ことが大切です。(たとえそのとき、迷惑をかけるようなことになったとしても……)
そして、助けてもらったら「ありがとう」と言えるように育てていれば十分です。
人には貢献意欲がある
人には「誰かに認められたい」という承認欲求があります。
他人から「自分ではできないから助けてください」と頼られることを通して、自分の存在価値を再認識し、自己肯定感を持てるようになり、相手のことを好ましく思うのです。
何でもできる強そうな人、スキのない完璧な人に対しては誰も助けてやろうとは思わないですよね。
誰かを頼ってもいいんです。
“人に迷惑をかけない子に育てる”という子育て方針は一見よさそうなのですが、針が振れてしまうと“人に助けを求められない子”に育ってしまうリスクもあります。
子育ては楽しいことだけじゃなく苦しいこともたくさんあります。
1人で抱え込まないで。SOSを出せば誰か手を差し伸べてくれます。
また困ったときに助け合うからこそ深い絆ができますよ。
引用元:
子どもにも悪影響が!「孤育て」を今すぐやめるべき理由(It Mama)