先月、姫路にある『わんずまざー保育園』のずさんな保育体制が話題となりましたが、筆者のママ友の間でも「ありえない」「園長は子どもを金儲けにしているだけでは」という意見が飛び交っていました。

寒くても暖房をつけないのにも関わらず、暖房費はしっかり徴収していたり、保育士への罰金制度がひどかったり、まるで保育園とは思えない実態だったようです。

幼児期の成長に大きな影響を及ぼす給食についても、大人の一口程度のおかずだったと言います。

今日は、このニュースをもとに、幼児期の子どもに必要な栄養についてお伝えします。
1、2歳児が1日に必要な栄養はどれくらい?


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ニュースで紹介されていた保育園の給食の量は、おかずが大人の1口程度の量が2品ほどと、少なめのごはんが乗っているほどだったようです。

では1、2歳児には1日どれくらいの栄養が必要なのでしょか?

カロリーで言うと、男の子で950カロリー、女の子は900カロリー、たんぱく質は20gというのが目安になっています。

保育園で出される食事は、園によっても多少の違いはありますが、給食とおやつを含め、だいたい1日の半分の栄養を目標にしているところが多いかと思います。

おやつで100カロリーくらいとして、給食で350カロリーくらいが目安になるかと思います。



1食に必要な食事の量の目安はどれくらい?

1、2歳児だと、完了食〜幼児食の移行期かと思いますが、1歳半頃から食べムラが出てくる子もかなりいます。

時にはご飯を2、3口だけ食べて「もういらない!」となる子もいますが、ある程度の目安をお伝えします。

1食の内容は

・ご飯は赤ちゃん茶碗一杯程度(1歳頃までは軟飯で数カ月様子を見ながら普通のご飯に移行)

それにプラスで

・たんぱく質を含むメインおかず

豆腐なら50〜55g、全卵なら1/2〜2/3個、魚なら15〜20g、肉なら15〜20g

たんぱく質の食材は与えすぎると消化に負担がかかるため、注意しましょう。

・野菜メインのサブおかず

野菜を使った煮物やあえものを、大人の1/2程度の味付けで調理したもの。

野菜や果物を40〜50gほど使うと良い。

・汁もの

大人用に味噌汁を作る際には、先に味噌を少なめにしたもので子ども用につぎわけます。

塩分は控えめで、だしの味を生かしたものにしましょう。



いかがでしたか?

子どもの食事は今後の健康に深く関わってくることなので、ぜひ適量の目安を知っておきましょう。

忙しくて毎回全てを調理することが難しければ、事前に量った上でフリージングで冷凍保存しておくなどして工夫してみてください。

アーユルヴェーダの視点からだと春には、小松菜や菜の花などの葉物を意識的に取り入れることをおすすめします。

苦味のある葉物野菜も、刻んで玉ねぎ(すりおろすとトロみがでておすすめ)などと一緒に煮込めば、甘さの引き立った子どもの好きな味になりますよ。



引用元:
話題のブラック保育園の「一口のおかず」と1〜2歳児が1日に必要な栄養は?(It Mama)