スマホの1日の利用は1時間にとどめ、寝る1時間前からは使わせないで――。親が手を離せない時などに乳幼児にスマートフォンで遊ばせる「スマホ育児」について、ヤフーなどネット関連業者でつくる「子どもたちのインターネット利用について考える研究会」(座長・坂元章お茶の水女子大教授)が28日、こんな推奨する使い方を公表した。
スマホは育児の命綱
子どもはスマホとどうつきあうべきか
「小児科医ママの大丈夫!子育て」シリーズ
研究会は、乳幼児がスマホやタブレット端末などに触れることが増え、成育への悪影響を懸念する声があることから、国内外の研究文献などをもとに検討。3〜6歳児の情報機器の利用の目安を報告書でまとめた。
1日の利用時間については、目の発達への悪影響が指摘されており、米国小児科学会は情報機器の利用を1時間以内に限ると提言していると紹介。「1時間を上限とし、自宅での遊び時間の半分を超えない」ことが望ましいとした。夜の利用は将来的に睡眠障害や生活習慣病のリスクを高める恐れがあるとし、「布団に入る1時間前までに利用を終える」ことを勧めている。
0〜2歳児については「幼児期よりもさらに慎重な対応を求める」としている。
研究会は、保護者向けに適切な利用ができているか確認する16項目のチェックリストも作成。同会のウェブサイト(http://www.child-safenet.jp/activity/2757/別ウインドウで開きます)で報告書とともに公開している。(毛利光輝)
■研究会が報告書で示した「子どものスマホ利用の望ましい例」
・ベッドや布団に入る1時間前までには利用を終える
・外出中などは1回あたり15分以内にとどめる。1日あたりの利用は1時間を上限とし、自宅での遊び時間の半分を超えないように
・動画やゲームなど、受け身で終わる利用は減らす。情報機器だけで完結しない利用方法やアプリの選択を心がける。動画やゲームを利用する際には、年齢相応の内容かどうかを保護者が確かめる
・子どもが利用している様子に目を配り、その反応や問いかけには適宜応答する。必要に応じて内容についての説明や話し合いを行う
・リビングなど保護者の目の届く場所で使う。食卓やベッド・布団、移動中の車内など、利用すべきでない場所や場面をあらかじめ決めておく
引用元:
スマホ育児「1日1時間」「寝る1時間前から使わない」 研究会推奨 (朝日新聞)