女性視点の啓発を通じて乳がん、子宮頸(けい)がん検診の受診率向上を目指す県の「女性のがん検診 受けて安心未来プロジェクト」が23日、始動した。女性だけで構成する受診促進チームの任命式を県庁で開き、広報リーダーのタレント久保ひとみさんが「女性に後悔のない人生を送ってほしい。検診へのハードルは高くないと伝えたい」と意気込みを語った。
 チームは、がん患者団体メンバー、放射線技師、医師、保健師ら専門家でつくる「チームマネジャー」、企業・団体の検診担当者の女性を集めた「チームスタッフ」の二つ。チームマネジャーは効果的な啓発方法を企画立案し、イベント参加など全県を対象とした活動を行う。チームマネジャーは所属する企業・団体内で啓発に取り組む。
 がん患者の意見を聞きながら啓発ツールとして作成したリーフレットは、検診の方法や利点をイラストを使って分かりやすく説明した。チームマネジャーの田内美津子医師は「がんの早期発見は速やかな社会復帰につながる。仕事が多忙、検査が恥ずかしいなど、受診率が上がらない理由はさまざま。女性の気持ちに寄り添いながら、輝く未来を切り開く手伝いをしたい」と話した。
 県によると、県の2013年の検診受診率は乳がん42・8%、子宮頸がん43・3%。全国並みだが、国の目標50%には届いていない。いずれも他のがんと比べて発症する年齢は若く、一定の集団内で新たに病気と診断された人の割合を示す罹患率を見ると、12年の県内で乳がんは30代後半、子宮頸がんは20代後半から増加している。

引用元:
乳がん・子宮頸がん 検診受診率向上へ 女性チーム発足(アットエス)