◇基本設計案

 和歌山市教委は、南海電鉄和歌山市駅周辺の再開発事業に伴って整備する新市民図書館の基本設計案を公表した。カフェや子育て支援スペースを設け、調査研究などの機能も充実させる予定で、今月中に正式にとりまとめる。

 新市民図書館は4階建てで、延べ床面積は約9250平方メートル。駅ビルを解体し、跡地で2019年秋に完成予定の公益施設棟に入る。現市民図書館(湊本町)の機能を移し、蔵書数は現在の44万冊から60万冊に増やす。市は完成後、再開発事業を手がける南海電鉄に34億5500万円を支払い、公益施設棟の土地、建物を取得する。

 設計案によると、1階では地域、観光情報の発信や特集展示を行い、カフェや駐車場を併設。近くに駐車場棟(5階建て)が整備されることから、施設内の駐車場は障害者、妊産婦向けの8台分のみとする。駐輪場は800台分。2階には児童書、子育て関連書籍を集め、子供の一時預かりや読み聞かせを行う「子育て支援室」を設ける。

 3階は100人規模の講演やコンサートにも対応する「集会室」と、自習できる「個人学習室」を設置し、パソコンを持ち込んで調べ物ができるようインターネット環境を整える。4階は専門資料をそろえ、職員が利用者の調査研究に協力するコーナーを置く。

 市教委の担当者は、「子育て支援など、今の市民図書館にない機能を追加した。本を借りるだけでなく、交流、滞在できる場所として多くの市民に使ってもらいたい」と話した。


引用元:
カフェや子育て支援室・・・和歌山市・新図書館 (読売新聞)