◇18年4月オープン 避難施設に活用

 子育て環境の整備に力を入れる太地町は来年4月、現在海抜9メートルにある保育所と幼稚園を統合し、同35メートルの高台に「太地こども園(仮称)」をオープンさせる。アレルギー対応のランチルームや室内プールなどの最新設備を完備し、災害時には避難施設としても活用する。

 こども園は、特別養護老人ホーム「南紀園」南隣の町有地(約1万700平方メートル)に、地熱利用の冷暖房設備を備えた鉄骨平屋(約1200平方メートル)を整備する。総事業費は5億7500万円。

 アレルギー対応のランチルームでは、希望者に朝、昼と給食を実施。園庭にはソリなどで遊べる「草すべりゲレンデ」や自然林を生かした「冒険の森」、テーブルやベンチを置いた庭を整備する。入所者らと交流できるよう南紀園とはスロープで結び、お年寄りの生きがいづくりにもつなげる。

 一方、町は新年度、給食費を幼稚園は2分の1、小中学校は3分の1を補助し、19年度までに順次無料化する方針。1月中旬に開かれた中学生議会で提案された18歳までの医療費無償化も新年度から実施する。

 将来的には修学旅行費や制服購入費なども含め、義務教育の無料化を目指しており、宇佐川彰男・教育長は「豊かな自然を生かした教育環境を整備するとともに、家庭の経済的負担を軽減し、『子育てするなら太地』と思ってもらえる町を目指したい」としている。


引用元:
太地町、高台にこども園  (読売新聞)