兵庫医科大病院(西宮市武庫川町)が、不妊治療専門の外来を開設した。これまで出産や更年期障害の診療などと一緒に行っていた産科婦人科から分離した。不妊治療中の女性が妊婦を目にすることで感じる不安を軽減するのが狙いで、昨年12月の設置以降の約3カ月で患者が前年同期比で約2倍に増えたという。

 同病院ではこれまで、分娩のほか、女性特有のがんや更年期障害などの診療とともに不妊治療も一緒に産科婦人科で診療してきた。しかし患者数の増加などから、12月に「生殖医療センター外来」を設置。不妊治療を専門に行えるようになった。

 同科の柴原浩章教授によると、不妊治療中の女性が妊婦を見ると「自分は妊娠できるのだろうか」などと不安に思うケースが多いといい、「外来を分けることで妊婦と隣り合わせになることもなく、そうした不安軽減につながる」と分離した理由を語る。

 総合病院内での不妊治療について、柴原教授は「設備や多様な専門の医師がいることが強み」と強調。近年の結婚や出産の高年齢化に伴い、糖尿病などの持病を治療しながら不妊治療を求める患者も増えているという。そうした合併症などへの対応やメンタルヘルスを並行して受診できるほか、妊娠・出産に至り、その後の治療なども同じ院内で行えるメリットをアピールする。



引用元:
兵庫医科大病院 不妊治療専門外来を開設 不安軽減などメリット(産経ニュース‎)