神奈川県湯河原町は15日、妊婦を専門に搬送する「産急車」(仮称)を来年4月に導入すると発表した。

 産婦人科がない同町に住む妊婦の不安を解消するのが狙い。町は「妊婦専用の緊急車両を作るのは全国初ではないか」としている。

 町では年間約120人の新生児が誕生しているが、妊婦は健診も含めて約10〜20キロ離れた静岡県熱海市か小田原市の病院に通っているという。妊婦が町の「産急サポート」に登録すれば、体調に異変があった場合などに「産急車」に乗った救急隊が駆けつけ、かかりつけ医に無料で搬送する。

 車内で出産はできないが、血圧計や簡易心電計、吸引器などの必要機材を常備する。町は車両の導入費用約1000万円を新年度予算案に盛り込んだ。

 利用できる条件や運用方法は今後、検討する。車両を運用する町の消防本部は、隣接する真鶴町も管轄しているため、同町の妊婦も利用できるようにするという。



引用元:
妊婦専門の「産急車」、産婦人科ない町で導入へ(読売新聞‎)