厚生労働省は10日、全国約5千カ所の医療機関から1月30〜2月5日に報告されたインフルエンザの患者数が1医療機関当たり38・14人となり、前週より1・27人減少したと発表した。今期の流行で、前週より患者数が下回ったのは初めて。厚生労働省は「前週より微減とはいえ引き続き流行は続いており、手洗いやマスクなどの対策を徹底してほしい」としている。

 国立感染症研究所によると、1月30〜2月5日に全国の医療機関を受診した患者は約199万人(前週比2万人減)と推計される。

 都道府県別では、福岡(55・03人)▽宮崎(54・02人)▽愛知(51・44人)▽高知(50・6人)▽大分(49・62人)▽山口(49・22人)▽埼玉(47・06人)▽千葉(45・27人)▽福井(44・47人)▽三重(44・19人)▽鹿児島(44・14人)▽長野(42・21人)▽神奈川(41・37人)▽愛媛(40・8人)▽静岡(40・58人)▽熊本(40・46人)▽山梨(40・12人)−と全国で広く流行。幼稚園や小学校で学級閉鎖や休校などの措置を取ったのは7154施設で、前週とほぼ同じだった。


引用元:
インフルエンザ流行続く 前週から微減(産経ニュース)