秋田県鹿角地域で唯一お産を取り扱っている、かづの厚生病院(鹿角市花輪、吉田雄樹院長)は今月から、地域外に住んでいる妊婦の「里帰り出産」の受け入れを中止した。産婦人科に医師を派遣している大学側からの通知に基づく対応。里帰り出産の問い合わせがあった場合は、近隣の大館市立総合病院を紹介している。地元関係者や県は大学側に再開を要望しているが、先行きは不透明だ。JA秋田厚生連によると、運営する県内9病院で里帰り出産を制限しているのは、かづの厚生のみ。
かづの厚生病院などによると、昨年12月末、常勤医師を同病院へ派遣している秋田大と岩手医科大、大館市立病院へ派遣している弘前大の3大学の教授の連名で「かづの厚生で里帰り出産を希望する人を大館市立へ紹介する」との通知があった。
通知では▽人口減少や少子化による分娩(ぶんべん)数減少▽産婦人科医の不足▽妊娠途中から診察するリスク―などを理由に挙げ「施設を集約化する方向性が必要」とした。
昨年度のかづの厚生病院の分娩件数は210件。このうち里帰りが64件で3割を占めた。
引用元:
里帰り出産、受け入れ中止 かづの厚生病院、医師不足で(秋田魁新報)