県は、妊婦が緊急的に医療機関へ運ばれる際に搬送先を調整する役割を担う「母体搬送コーディネーター」の配置事業を2月から福岡都市圏で試行する。九州初の事業で、同コーディネーターは助産師が務め、九州大病院総合周産期母子医療センター(福岡市東区)に配置する。同センターなど高度な医療を提供する9医療機関の受け入れ可否情報を、スマートフォンで共有する。本格運用は4月から。
福岡都市圏では、妊婦に異常があるなど通常の産科施設では対応できない一刻を争う事態に、一部の医療機関に搬送依頼が集中して、受け入れが断られたり、患者に寄り添う医師自らが搬送先を探したりする事案が頻発している。
母子の命を守る体制を整えるため、コーディネーター配置事業は県が同センターに委託して実施。9医療機関がそれぞれ、スマホで受け入れ可否情報を発信。コーディネーターは1日2回、情報を一覧表にして取りまとめて9医療機関に提供する。産科施設の医師から救急搬送の依頼があった場合、情報を基に各医療機関と相談して早急に搬送先を決める。
コーディネーターの対応は平日が午後6時〜翌日午前9時、土日祝日は24時間体制。県医療指導課は「妊婦の救急搬送を円滑にして、センターの医師の負担軽減につなげたい」としている。
引用元:
妊婦救急搬送に調整係 県、福岡都市圏に配置 2月から9施設情報共有(西日本新聞)