靴がうまく履けないからと放り投げたり、眠いからとママを叩いたり……。子どものこんな姿を見ていると「将来、暴力を奮う子になるのでは……」と心配になってきますよね。
そこで今日は、『1人でできる子が育つ テキトー母さんのすすめ』の著者・立石美津子が、イヤイヤ期の子どもが癇癪(かんしゃく)を起こす理由と、その対処法についてお話します。
なぜ2歳児は癇癪(かんしゃく)を起すのか
この世に生を受けて、何もかもが初めての体験をする0歳児は受け身の時代。当然ですが、親に庇護されて育っていきます。しかし、1歳くらいで立てるようになると、移動も自由自在。さらに、2歳くらいになって言葉も喋れるようになってくると自己主張が始まります。
でも、子どもの身体はまだまだ未完成。思うように手や口を動ごかすことはできません。つまり、自分で靴を履きたくても上手く履けず、相手のおもちゃが欲しくても上手く伝えられません。このように、やりたいことが上手くできないため、子どもはイライラして叩いたり、噛んだりという行動を取るのです。
そこで、親が助けてやろうと手を出すとできないくせに「私がやるの!」と怒り出します。親から見ると“反抗”と捉えがちな行動ですが、これは反抗期ではなく“自己主張“ができるようになってきた証拠。誰しも必ず通る過程と大らかな気持ちで捉え、目くじら立てないことですよ。
イヤイヤを加速させるママのNG対応
イヤイヤ期の子どもには大らかな気持ちで接することが重要なのですが、物を投げたり、ママを叩いたりするような暴力行為を全てOKとするわけにはいきません。
ですが、言い方によってはイヤイヤがさらに加速することもありますので、下記のような表現を心がけましょう。
・例1:癇癪を起してママを叩く場合
×ママを叩くなんてなんて悪い子なの!
〇痛いから叩くのはやめようね
・例2:スプーンを投げた場合
×スプーン投げるなんてなんて、お行儀が悪いの!
〇スプーンはごはんを食べる時に使う物だから、投げるのは良くないよ。
基本的には「叩くな」「スプーンを投げるな」という意味に違いないのですが、子どもの受け止め方は全く異なります。×の言い方は、人格そのものをピシャッと否定してしまっている言葉ですが、〇の言い方は行動を改善するように教える言い方なのです。
イヤイヤ期を経験しないと「あとで大変」なことに…
イヤイヤ期の子どもには親もイライラさせられてしまうものですが、ママだって感情をコントロールできないような時ってありますよね。
ひどいことをされた時、相手に聞こえなくても「バカヤロー!」って呟いたり、心の中で叫ぶことってありませんか? あまり人前で言えるようなことではありませんが、それで感情をコントロールし、精神のバランスを保っているのが人間なのです。
子どもは信頼しているママだからこそ、安心して暴言を吐いたり、叩いたりできるのです。良い時も悪い時も受け止めてもらうことで、子どもはだんだんと自らの感情をコントロールできるようになります。
しかし、幼少期にイライラを発散できなかったり、悪い状態を受け止めてもらえないと、思春期以降に感情の大爆発を引き起こし、突然キレるような子になる場合もあるんですよ。
いかがでしたか?
2歳児によくある癇癪やイヤイヤ期は、3歳を過ぎるころには収まります。ママはちょっと大変かもしれませんが、子どもの成長に必要な通過点と考えて、温かく見守ってあげましょうね。
引用元:
魔のイヤイヤ期に「親を叩いたり物を投げたり」しても心配しなくてイイ理由(It Mama)