「ママ、赤ちゃんはどこから生まれて来たの?」そんな風に小さなわが子から聞かれたらどうしますか? ぐっと詰まってしまう、「おしりから」とかわいいウソをついてしまう……そんな方が多いのではないでしょうか?
そもそも「性教育」という言葉に高いハードルを感じるのはなぜなのでしょうか。
今日は「子どもに素朴な疑問を投げかけられた時どうして戸惑ってしまうのか?」という謎を解明すべく、誕生学アドバイザーであるアンデルセンのりこさんへの取材をもとに、この質問への模範解答をご紹介します。
「性教育」ってなんだか恥ずかしい…それはナゼ?
電車のつり広告、コンビニの本棚のグラビア誌など、今の日本は「性産業」のイメージがそこかしこに溢れかえっています。「性」という言葉を聞いたときに連想するこれらのイメージが、「いやらしいもの」とイコールになってしまうのですね。
こういった社会環境も影響して、子どもへ性教育をすることが“恥ずかしい”という気持ちへとつながってしまっているのかもしれません。
伝えたいのは、性産業の「性」ではなく、生殖の「性」!
誕生学アドバイザーが子どもたちに伝えるのは、「パパとママが愛し合ってあなたが生まれたのよ」という大本から、赤ちゃんがどんな風にお腹の中で育つのか、生まれてくるときには自分でどんな工夫をしているのかというきわめて具体的実際的な話をします。
そのため「コウノトリが〜」なんていうウソはつきません。
誕生学は“生まれてきたことが嬉しくなると、未来が楽しくなる”をコンセプトに、産み生まれる力を再認識することで自尊感情を育むことを目的とした教育プログラムです。
難しい説明は置いておいて、実際の誕生学のお話は子どもたちにとって嬉しい驚きでいっぱい。赤ちゃんが生まれる様子を聞いて感動で泣いてしまう小学生もいるほどです。
「赤ちゃんはどこから生まれてくるの?」の模範解答とは
そこで先述の素朴な、でも大人が困ってしまう疑問に対する模範解答をアンデルセンさんにお聞きしました。誕生学アドバイザーはこんな風に答えるのだそうです。
●自然分娩をしたママは・・・
いのちの道を進んでくるのよ。女の人の身体には、外につながる道が3つあるの。おしっこの道、うんちの道、そして真ん中に命の道があって、赤ちゃんはそこを通って生まれてくるんだよ。
●帝王切開で出産したママは・・・
ママのお腹にいのちの窓を開けてもらったよ。あなたがいのちの道を進むよりも窓を開けてもらった方が元気に生まれるよ〜というサインをちゃんと出してくれたから、お医者さんや助産師さんがお手伝いしてくれたんだよ。
子どもだましの表現は使わずに、分かりやすく真実を伝えています。“いのちの道”“いのちの窓”は、誕生の感動を伝えるにふさわしいステキな言葉ですね。
いかがでしたか?
「性教育」と聞くと少し敷居が高く感じられますが、伝えたいのは命の話。そこには、「生まれてくるのを、みんな待ってたよ」「あなたが生まれて嬉しかったよ」などの、子どもたちの胸を暖める、つまりは自尊心を高めるエピソードが満載です。
そう考えてみると、誰かに任せてしまうのは勿体無い話ですよね。誰でもすぐに真似できる、子どもたちへの性の伝え方を誕生学から学んでみてはどうでしょうか?
引用元:
「赤ちゃんはどこから生まれてきたの?」子どもの素朴な疑問への模範解答とは(It Mama)