子どもがうまれるとお世話になる「小児科」。何歳まで診てもらうことができるのでしょうか? また、小児科でパパやママが子どもと一緒に受診することはできるのでしょうか? 今回は小児科の利用について小児科医の竹中美恵子先生に聞きました。




小児科って何歳まで利用できるの?



Q.小児科は何歳までの人が利用できるのですか?









基本的に小児科では、中学生以下の人を診ています。高校生以上になると内科に切り替える方が多いです。

一方で、実は大人の患者さんを小児科で診ることもあります。小児麻痺や心臓疾患など、先天性の病気を持っている方は、ずっとかかりつけの小児科に通院されるケースが多いからです。

小児科医は大人も診られるので、高校生以上でも小児科に受診したいと思ったら、かかりつけ医に相談していただければと思います。





Q.どのような場合には、小児科ではなくほかの専門医に行く必要がありますか?


小児医療の中でも専門的な分野に関しては、開業医の小児科では診られないことがありますが、その場合も初診は小児科でしていただいて構いません。必ずそこから先生が紹介状を出してくれるので、何か不安な症状があれば、まずは通い慣れた病院に行ってみてください。


Q.子どもと一緒にパパやママも小児科で受診することはできますか?


基本的には、小児科で大人の病気を診てもらえますし、予防接種も受けられます。私自身は、娘を育てる母親としての立場から、親と子どもが一緒に受診できるような環境が望ましいと考えています。

しかし、病院にはそれぞれのキャパシティーがありますし、先生の考え方もさまざまですので、大人の患者を受け入れていない小児科も多くあります。必ず事前に確認してから、受診するようにしてください。


引用元:
小児科は、何歳まで利用できるの?(マイナビニュース)